i9 7980XE オーバークロック ベンチマーク
この前は、3.6GHzを上限とした場合の比較を行ったので、今回は以前書いたオーバークロック状態でのベンチマーク。
オーバークロックはここに書いたけど、簡単に書くと
コア周波数(All Core [GHz]): non-AVX 4.2 / AVX2 4.0 / AVX-512 3.8
メッシュ: 3.0GHz
コア電圧: Adaptive 1.000 - 0.025 V
メッシュ電圧: Adaptive Auto + 0.150 V
Power Limit: Long=260W / Short=275W (15sec)
メモリ: DDR4-3200 @ 1.35V
VCCSA: 1.10V
VCCIO: 1.10V
こんな感じで試してみた。
環境
比較する環境はこちら。
今回は4.7GHzの7700Kも加えてみた。
使用したソフトウェア
Cinbench 15.038
y-cruncher 0.7.4
Aviutl 1.00
x264 r2851 x64 (8bit/10bit)
x265 2.5+12 x64 (8bit/10bit PGO)
各ベンチマークの設定
ほぼプリセットをそのまま使用。
y-cruncher skip-warnings bench 1b
x264 --preset (fast/medium/slow/slower)
x265 --preset (fast/medium/slow/slower) --crf 21
電源プランは「バランス」。ただし、RyzenのみAMDから配布されているRyzen専用のものを使用している。
Cinebench 15.038
オーバークロック状態の7980XEはついに3900を上回る結果に。それでもクロックのわりにのびていないのは、PowerLimitに引っかかっている時間があるせいだと思う。
Single Threadはクロックが4.7GHzの7700Kが200越えと、なかなかのスコア。

y-cruncher 0.7.4
AVX-512対応ベンチであるy-cruncher 1bのComputation timeを測定。計算時間なので、値が小さいほど速い。
7980XEがオーバークロックであまり伸びていないのは、AVX-512 Offsetが効いて、クロックが3.8GHzまでしかあがらないため。
4コアながら、7700Kは健闘している。

x264 r2851 x64 1080p
1080pのx264エンコード。
クロックが上がった分、そのまま素直に速度が伸びた感じ。

x265 2.5+12 x64 1080p
同様にクロックが上がった分、そのまま素直に速度が伸びている。

x264 r2851 x64 4K
こちらも素直に速度が伸びている。

x265 2.5+12 x64 4K
7980XEは1080pと比べると速度の伸びが弱い。これは、4KだとCPU使用率が高めなため、Power Limitに引っかかり始めているためだと思う。(1080pだとPower Limitはほとんど関係ない)

まあ、だいたいは予想通りクロックをあげた分、素直に性能が上がる感じの、特に面白みのない結果になった。
7980XEは定格動作だと3.4GHzなので、今回のまったりとしたオーバークロックでもそれなりに大きく性能を上げられている。
4.2GHzぐらいまでなら、240mm以上の簡易水冷や大型の空冷ならなんとか殻割りせずに行けるのかなあ、という印象。
オーバークロックはここに書いたけど、簡単に書くと
コア周波数(All Core [GHz]): non-AVX 4.2 / AVX2 4.0 / AVX-512 3.8
メッシュ: 3.0GHz
コア電圧: Adaptive 1.000 - 0.025 V
メッシュ電圧: Adaptive Auto + 0.150 V
Power Limit: Long=260W / Short=275W (15sec)
メモリ: DDR4-3200 @ 1.35V
VCCSA: 1.10V
VCCIO: 1.10V
こんな感じで試してみた。
環境
比較する環境はこちら。
CPU | 7980xe | 5960x | 1700 | 7700K | ||
コア数 | 18C/36T | 8C/16T | 8C/16T | 4C/8T | ||
Coreクロック | 3.8/4.0/4.2 | 3.6 | 4.2 | 3.6 | 3.6 | 4.7 |
Uncore/Meshクロック | 3.0 | 3.8 | 3.6 | - | 4.4 | |
メモリ速度 | DDR4-3200, 4ch | DDR4-2666, 4ch | DDR4-2666, 4ch | DDR4-2666, 2ch | DDR4-3600, 2ch | |
メモリ容量 | 16GB | 32GB | 8GB | 16GB | ||
マザー | Asrock X299 OC Formula | Asrock Fatalty X99 Gaming i7 | Asrock AB350 Pro4 | Asrock Fatal1ty Z270 Gaming-ITX/ac | ||
OS | Win10 Pro x64 | Win10 Pro x64 | Win10 Pro x64 | Win10 Pro x64 |
今回は4.7GHzの7700Kも加えてみた。
使用したソフトウェア
Cinbench 15.038
y-cruncher 0.7.4
Aviutl 1.00
x264 r2851 x64 (8bit/10bit)
x265 2.5+12 x64 (8bit/10bit PGO)
各ベンチマークの設定
ほぼプリセットをそのまま使用。
y-cruncher skip-warnings bench 1b
x264 --preset (fast/medium/slow/slower)
x265 --preset (fast/medium/slow/slower) --crf 21
電源プランは「バランス」。ただし、RyzenのみAMDから配布されているRyzen専用のものを使用している。
Cinebench 15.038
オーバークロック状態の7980XEはついに3900を上回る結果に。それでもクロックのわりにのびていないのは、PowerLimitに引っかかっている時間があるせいだと思う。
Single Threadはクロックが4.7GHzの7700Kが200越えと、なかなかのスコア。

y-cruncher 0.7.4
AVX-512対応ベンチであるy-cruncher 1bのComputation timeを測定。計算時間なので、値が小さいほど速い。
7980XEがオーバークロックであまり伸びていないのは、AVX-512 Offsetが効いて、クロックが3.8GHzまでしかあがらないため。
4コアながら、7700Kは健闘している。

x264 r2851 x64 1080p
1080pのx264エンコード。
クロックが上がった分、そのまま素直に速度が伸びた感じ。

x265 2.5+12 x64 1080p
同様にクロックが上がった分、そのまま素直に速度が伸びている。

x264 r2851 x64 4K
こちらも素直に速度が伸びている。

x265 2.5+12 x64 4K
7980XEは1080pと比べると速度の伸びが弱い。これは、4KだとCPU使用率が高めなため、Power Limitに引っかかり始めているためだと思う。(1080pだとPower Limitはほとんど関係ない)

まあ、だいたいは予想通りクロックをあげた分、素直に性能が上がる感じの、特に面白みのない結果になった。
7980XEは定格動作だと3.4GHzなので、今回のまったりとしたオーバークロックでもそれなりに大きく性能を上げられている。
4.2GHzぐらいまでなら、240mm以上の簡易水冷や大型の空冷ならなんとか殻割りせずに行けるのかなあ、という印象。
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