出力形式:H.264/AVC
モード:VBR-可変ビットレート
ビットレート:6400
最大ビットレート:24000
GOP長:24
Bフレーム数:3
参照距離:4
VBVバッファサイズ:30000
SAR:1:1
フレームタイプ:プログレッシブ
プロファイル:High
レベル:4.1
スライス数:4
CABAC:オン
デブロックフィルタ:オン
Adapt Transform:enabled
動き探索精度:full-pel
動き予測方式:spatial
videoformat:component
色設定:Auto
上記設定で出力した場合、「Bluray用出力」にチェックが入っていないと、最大ビットレートとVBVバッファの設定値が反映されず最大ビットレートはプロファイルとレベルの設定値の最大値になり、VBVバッファは”なし”で出力されてしまうようです。
「Bluray用出力」にチェックをして出力した場合は、設定値が正しく反映されているように見受けられます。
ご報告まで・・・。
教えていただきありがとうございます。
たしかに怪しい動作をしていました。修正しようと思います。
すみません、再度調査したところ、教えていただいた設定で、Bluray出力をoffにした場合でもやはり適切に反映されているように思います。
GPU #0: GeForce GTX 1060 6GB (10 EU) @ 1708 MHz (376.53)
Input Buffers CUDA, 32 frames
Input Info auo(yuy2)->nv12 [AVX2], 1920x1080, 24000/1001 fps
Vpp Filters copyHtoD
Output Info H.264/AVC high @ Level 4.1
1920x1080p 1:1 23.976fps (24000/1001fps)
Rate Control VBR
Bitrate 6400 kbps (Max: 24000 kbps)
Initial QP I:20 P:23 B:25
VBV buf size 30000 kbit
Lookahead off
GOP length 240 frames
B frames 3 frames
Ref frames 3 frames, LTR: off
AQ off
MV Quality Q-pel
CABAC/deblock cabac / on
反映されないことがあるということですが、ちょっと原因がわかりません。
出力後のファイルをMediaInfoもしくはTMPGEnc MPEG Smart Rendererなどで確認していただくと状況がお分かりいただけると思います。
NvEnc出力のインフォメーションウィンドウの情報では設定値通りになっていますが出力結果は異なります。
MediaInfoに明確に表示されませんが、指定そのものは効いているはずです。(TMSRはちょっと確認できていません。)
こちらでは実際のビットレート分布を見て確認しています。高ビットレートではわかりにくいですが、ビットレートを低めに設定して確認すると、bluray出力がオフであっても
・3000kbps (max: 4000kbps)
・3000kbps (max: 8000kbps)
としたとき、ビットレート分布に違いがあります。(8000を指定したほうがよりビットレートの分散が大きくなります)
このことから表示の通り、最大ビットレートの指定は効いているものと確認しています。
>最大ビットレートの指定は効いているものと確認しています。
先に示した設定値をご覧になってお気づきのことかと思いますが、AVCHD以外に対応したファイルの出力を目的にしております。
つまり、メタデータとして最大ビットレートとVBVバッファが設定値として正しく設定されないファイルが出力されるとBDAV、BDMVとして扱えないファイルになってしまいます。
これは、TMPGEnc MPEG Smart Rendererで確認いただけると思います。
Bluray用出力にチェックを付ければ当該箇所については設定値が反映されるので対応ファイルの出力という面に関しては問題ないと認識していますが、チェックしない場合、設定値が反映されないことをご報告いたしております。
当方の理解不足もあり、誤解を生んでしまい大変申し訳ありません。
>BDAV、BDMVとして扱えないファイルになってしまいます。
おっしゃるようにBluray向けには、メタデータ出力等の各種パラメータを適切に設定する必要があります。「Bluray用出力」オプションは、Blurayに向けこうした各種メタデータ出力の有効/無効を切り替えるものです。(ついでにBluray向けのパラメータの自動調整を行っています。)
そのため、オプションの名前の通り、BDAV、BDMV向けには「Bluray用出力」オプションの指定が必須であり、「Bluray用出力」オプションをオフにすればBluray向けに使用できないというのは想定される動作です。お手数おかけいたしますが、「Bluray用出力」オプションをオンにしていただけないでしょうか。
>「Bluray用出力」オプションをオンにしていただけないでしょうか。
出力ファイルに設定値を反映(格納?)させたい場合、これを有効にすればいいわけですね。
この場合、BDAV/BDMV規格から外れる設定を反映(格納)させたい場合に不都合が生じるのではないでしょうか?
Bluray用出力を有効にしない場合は、最大ビットレートはプロファイルとレベル設定の最大値に設定され、VBVバッファは”なし”というファイルが出力されてしまうことは先にお示しした通りです。(例:High@4.1=75Mbps)
この設定を有効にしない場合は、プロファイルとレベル以外正しく設定されているのか確認できない状態になるので、PC以外では再生困難なファイルになってしまうかと思われます。
以前、Bluray向けに出力したいとのことでしたので「Bluray用出力」をオンにしてくださいと申し上げました。
「Bluray用出力」オプションとは、その名の通りBluray向けに出力するオプションですから、Blurayから外れる設定となってしまっては問題です。
PC以外の環境での再生について懸念しておられるようですが、デコーダの負荷のリミットには一般にプロファイルとレベルが用いられますから、プロファイルとレベルがあれば多くのPC以外の環境でも再生時に問題となることはないかと思います。
以前2017-02-14(23:24)でも確認しましたが、Bluray用出力がオフの場合でも最大ビットレートやVBVバッファサイズ等の設定はエンコードのレート制御にきちんと反映されており、意図した動作になっています。また、NVEncには、メタデータの出力等のあまり細かな挙動を切り替えるためのオプションを設けるつもりはありません。(Bluray向けには必須となるのでつけているだけです)
本件に関しましては、現状の実装で意図した動作になっておりますので、申し訳ありませんが、現状のままとさせてください。
>以前、Bluray向けに出力したいとのことでしたので「Bluray用出力」をオンにしてくださいと申し上げました。
2017-02-15(08:53)で、AVCHD以外への対応ファイルの出力と申しました。Blurayに限定はしておりません。
>プロファイルとレベルがあれば多くのPC以外の環境でも再生時に問題となることはないかと思います。
確かにその通りなのですが、例えばPS3などではプロファイルとレベル設定以外の設定が問題になることが多いので再生互換性の高いものを出力するには出力設定の情報が正しく格納されていることが必須になるかと考えます。
>本件に関しましては、現状の実装で意図した動作になっておりますので、申し訳ありませんが、現状のままとさせてください。
タイトルに「Bluray用出力にチェックしない場合の挙動について」としました通り、挙動についてご報告しただけですので、意図された動作であるなら、これ以上特に申すことはございません。
蛇足として、この状態がもたらす状況を申しましたが・・・。