Kabylake (i7 7700K)でOC (その2)

あの後実は長時間x265エンコードをするとx265が異常終了する、ということがたまによくあって、微調整を重ねた。やはり、AVX2(というかおそらくAVX/AVX2の256bit演算)を多用する場合、非AVXのときと比べてかなり電圧を盛らないといけないようだ。

x265エンコード中↓ なんかいまさらはまった冴えカノをエンコ中。

クリックで拡大。

以下メモ。



構成
Intel Core i7 7700K (4C/8T)
DDR4-4000, 2ch 16GB (Corsair CMK16GX4M2B4000C19R)
Asrock Z270 Extreme4
Antec P100(レビュー)
CRYORIG A80 (簡易水冷 280mm) (紹介)
Plextor M6 Pro (PX-256M6Pro)
Seasonic SS-660XP2S (660W, Platium)

というわけで、結局ロード時電圧は1.344Vと高めに。ここまで上げとかないと、x265エンコ中に異常終了することがあった。ちなみに、非AVXなプログラムならこの電圧で5.0GHzは余裕で動作するあたり、AVX/AVX2は結構電気喰いなのかなあ、という気がする。(まあだからAVX Offsetなんていう設定が追加されたんだろうけど)



メモリーはDDR4-3600, 2ch, 1.35V, 16-16-16-36-1に設定できた。



x265エンコ時の温度は最大86℃。これは夏は越せなさそう…。夏はAVX Offsetとかを使って少し速度を落としたほうが良さげ。





UEFI 設定の詳細

Main



OC Tweaker/CPU Configuration #1
CPUコアを4.9GHz、キャッシュを4.5GHz。


OC Tweaker/CPU Configuration #2
このへんは特に設定せず自動のまま。


OC Tweaker/DRAM Configuration #1
DDR4-3600のまま、CR(Command Rate)を2→1に。


OC Tweaker/DRAM Configuration #2
この前は自動にまかせていて、ゆるゆるだった2nd timingを調整。結構詰められる。
24-540-7-5-14-5-10-48-18

10-400-4-4-7-3-10-24-9


OC Tweaker/DRAM Configuration #3
3rd Timingも少し調整。こちらはあまり詰められなかった。


OC Tweaker/Voltage Configuration
Offset Voltageは + 0.085Vと結構盛る羽目に。あとはVCCIOとかVCCSTとかが勝手に1.2Vとかになっていたのを抑制。VCCSAは1.25V必要。ちなみに1.28Vぐらいまで上げてもDDR4-3733は安定しない。


Advanced/CPU Configuration
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

ふと思ったのですが5GHzが通る電圧であるなら
5GHzに設定してAVX Raito Offsetを1にすれば
AVX/AVX2使用時に4.9GHzになると思うので
エンコも通るのではないでしょうか

Re: No title

x265を速くしたいだけだったので試さなかったのですが、たしかにおっしゃるとおりかもしれません。時間があれば試してみたいと思います。
プロフィール

rigaya

Author:rigaya
アニメとか見たり、エンコードしたり。
連絡先: rigaya34589@live.jp
github twitter

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
いろいろ
公開中のAviutlプラグインとかのダウンロード

○Aviutl 出力プラグイン
x264guiEx 3.xx
- x264を使用したH264出力
- x264guiExの導入紹介動画>
- x264guiExの導入
- x264guiExのエラーと対処方法>
- x264.exeはこちら>

x265guiEx
- x265を使用したH.265/HEVC出力
- x265guiExの導入>
- x265.exeはこちら>

QSVEnc + QSVEncC
- QuickSyncVideoによるHWエンコード
- QSVEnc 導入/使用方法>
- QSVEncCオプション一覧>

NVEnc + NVEncC
- NVIDIAのNVEncによるHWエンコード
- NVEnc 導入/使用方法>
- NVEncCオプション一覧>

VCEEnc + VCEEncC
- AMDのVCE/VCNによるHWエンコード
- VCEEnc 導入/使用方法>
- VCEEncCオプション一覧>

svtAV1guiEx
- SVT-AV1によるAV1出力
- svtAV1guiExの導入>
- SVT-AV1単体はこちら>

VVenCguiEx
- VVenCによるVVC出力
- VVenCguiExの導入>

ffmpegOut
- ffmpegを使用した出力
- ffmpegOutの導入>


○Aviutl フィルタプラグイン
自動フィールドシフト (ミラー)
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: aji様

clfilters 
- OpenCLベースの複数のGPUフィルタ集
- 対応フィルタの一覧等はこちら

エッジレベル調整MT (ミラー)
- エッジレベル調整の並列化/高速化
- SSE2~AVX512対応
- オリジナル: まじぽか太郎様

バンディング低減MT (ミラー)
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: まじぽか太郎様

PMD_MT
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: スレ48≫989氏

透過性ロゴ (ミラー)
- SSE2~FMA3によるSIMD版
- オリジナル: MakKi氏

AviutlColor (ミラー)
- BT.2020nc向け色変換プラグイン
- BT.709/BT.601向けも同梱

○その他
Amatsukaze改造版
- AmatsukazeのAV1対応版

rkmppenc
- Rockchip系SoCのhwエンコーダ

x264afs (ミラー)
- x264のafs対応版

aui_indexer (ミラー使い方>)
- lsmashinput.aui/m2v.auiの
 インデックス事前・一括生成

auc_export (ミラー使い方>)
- Aviutl Controlの
 エクスポートプラグイン版
 エクスポートをコマンドから

aup_reseter (ミラー)
- aupプロジェクトファイルの
 終了フラグを一括リセット

CheckBitrate (ミラー, 使い方, ソース)
- ビットレート分布の分析(HEVC対応)

チャプター変換 (使い方>)
- nero/appleチャプター形式変換

エッジレベル調整 (avisynth)
- Avisynth用エッジレベル調整

メモリ・キャッシュ速度測定
- スレッド数を変えて測定
- これまでの測定結果はこちら

○ビルドしたものとか
L-SMASH (ミラー)
x264 (ミラー)
x265 (ミラー)
SVT-AV1 (ミラー)

○その他
サンプル動画
その他

○読みもの (ミラー)
Aviutl/x264guiExの色変換
動画関連ダウンロードリンク集
簡易インストーラの概要

○更新停止・公開終了
改造版x264gui
x264guiEx 0.xx
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR