QSVEnc 1.12

久しぶりの更新。いろいろいじった。



QSVEnc.auoを手動で更新する際の注意点
開発をVC++2012からVC++2013に移行しました。そのためVC++2013 runtimeが必要です。setupフォルダ内のmsvcr120.dll / msvcp120.dllをAviutlフォルダにコピーしてください。

・auo_setup(簡易インストーラ)を使用する場合は問題ありません。(自動的にランタイムdllがコピーされます)

・QSVEncCのみ使う場合には必要ありません。




続きに更新内容…

更新内容



[ 共通 ]

・開発環境をVC++ 2013 Express for Desktopに移行。

・Intel Media SDK 2014 ベースに移行、API v1.8に対応
・API v1.8の機能を追加。
 - レート制御モード追加
  > 固定品質モード
  > 先行探索付き固定品質モード
  > ビデオ会議モード
 - 適応的Iフレーム挿入
 - 適応的Bフレーム挿入
 - Bフレームピラミッド参照
 - 先行探索品質設定 (3段階)

とはいえ、まだこのAPI v1.8をサポートするドライバは公開されてないので、設定項目つけただけで試すことはできていない。しかもソフトウェアモードでも使えないという…。ちゃんと動くかよくわからんです。

そしてAPI v1.8ドライバはいつ来るのか…。

・環境がサポートしている機能チェックを強化
- QSVEncでは機能表示タブに表示
- QSVEncCでは--check-featuresにより確認できる。

・ハードウェアエンコでも色設定が可能に
- colormatrix / colorprim / transfer が指定可能に。

・OpenGOPオプションを追加。
- 特にキーフレーム間隔が短い場合に画質・圧縮率が改善。その代わり一部プレーヤーではシークしにくくなる。

・API v1.6の機能を追加。
- マクロブロック単位のレート制御(MBBRC)
- 拡張レート制御(ExtBRC)

・ログ表示を少し強化

・その他いろいろやった気もするが忘れた



[ QSVEnc ]

・ログウィンドウに経過時間を表示

・ログウィンドウ右クリックからエンコードを一時停止できるように

・バッチ出力時の安定性をすこし改善




[ QSVEncC ]
特に変更なし。



※(2014.02.18 23:13) GUI上で、ExtBRCとMBBRCの表記ミスがあったのを修正しました。動作には影響ありません。

QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
Skydriveの調子がいまいちの時はミラー(dropbox)からどうぞ。同じものです。
Intel Media SDKのソフトウェア用dllはfull版にのみ含めるようにしました。



機能表示の例



横にエンコードモード、縦に各エンコードオプションを表示。エンコードモードによってサポートされるオプションが違ったりするので、こういう表示方法になっている。

「モード有効」、というのはそもそも横方向に書いてあるエンコードモードが使用可能かどうか。



Core i7 4770K, Win7 x64, 3345ドライバ (API v1.7)
QSV_features_i7_4770k



Core i7 3770K, Win8.1 x64, 3316ドライバ (API v1.7)
QSV_features_i7_3770k



同じAPI v1.7でもHaswell(4770K)だとLA(Lookahead)モードがサポートされるなどの違いがわかるかと。

SandyもたぶんIvyと似たような感じだと思う…。
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Re: No title

QSVEncは世代の古いCPU環境でも動くように作りたいと思っていますが、手元にSandy環境が無いため確認できない状態です。うまく動かないようで、すみません。

Sandy環境だとパラメーターエラーが出るとのことですが、状況把握のため、いくつか教えていただけないでしょうか。

1. OSのバージョンをお願いします。

2. ログウィンドウにはなんと表示されていますでしょうか。設定情報や、どのタイミングでエラーが出たかなどがわかりますので、コピペしていただけると助かります。

お手数ですが、2点、よろしくお願いします。

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Re: No title

報告ありがとうございました。

修正を試みました。試してみていただければと思います。

QSVEnc 1.13
http://rigaya34589.blog135.fc2.com/blog-entry-446.html
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