NVENCの画質、RTX4080と旧世代との比較 (実写版)

前回、RTX4080のNVENCの画質をIntel Arc A380のQSVと比較した

今回は、RTX2070/GTX1060などの旧世代のGPUのNVENCと比べてみた。



比較環境



CPUi9 12900K
コア数8P+8E/24T
L214MB
L330MB
Boost5.2GHz
メモリG.Skill F4-3600C16D-16GTZNC
速度DDR4-3600
容量8GBx4
タイミング16-19-19-39-1
メモリFCLKGear1
iGPUIntel UHD Graphics 770
dGPU0INNO3D GeForce RTX 4080 16GB X3
dGPU1EVGA GeForce RTX 2070 XC Gaming
dGPU2GUNNIR Intel ARC A380 Photon 6G OC
dGPU3ZOTAC GTX 1060 Mini
SSD1Plextor M10PGN 1TB NVMe PCIe Gen4
SSD2Plextor M8PeG 1TB NVMe PCIe Gen3
マザーMSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
冷却Corsair iCUE H150i RGB PRO XT
電源KRPW-PA1000W/92+ (80+ Platinum)
ケースThermaltake Core V71
OSWindows 11
ドライバNVIDIA 526.47/526.98
Intel 31.10.101.3793


エンコーダ
QSVEncC 7.23
NVEncC 7.02
VCEEncC 7.12


入力動画2 (実写版)
sample_movie_1080p_new_short8.mp4 H.264 1920x1080 29.97fps 4550frame
AvisynthのLWLibavVideoSourceで読み込み (SWデコード)

使用コマンド
nvenc H.264
--qvbr [x] --level 5.1
quality: --preset quality --multipass 2pass-full --lookahead 32 --multipass 2pass-full --weightp --bref-mode each

nvenc HEVC
--qvbr [x] -c hevc --level 6
quality: --preset quality --multipass 2pass-full --lookahead 32 --multipass 2pass-full --weightp --bref-mode each
10bit: --output-depth 10 --profile main10

nvenc AV1
--qvbr [x] -c av1
quality: --preset quality --multipass 2pass-full --lookahead 32 --multipass 2pass-full --weightp --bref-mode each
10bit: --output-depth 10



画質比較



では早速、画質比較の結果を見てみる。

bitrate-vmaf
縦軸vmafが高いほど画質がよく、横軸ビットレートが小さいほど圧縮できているので、左上にいればいるほど良いことになる。

※凡例の □ をクリックすると、グラフ線のオン/オフができます。
※マウスをグラフの 〇 のところにあてると、値が確認できます。

グラフが表示されない場合はこちら。

すでにH.264/HEVCについては、RTX4080の結果はRTX2070と完全に重なってしまっていて、Turing世代(RTX20xx/GTX16xx)からH.264/HEVCエンコーダは変わっていないことがわかる。

GTX1060→RTX2070では、例えばHEVCでのBフレームのサポート追加により画質-容量比が向上したのとは対照的だ。

まあ、RTX4090はRTX30xxと変わっていないという話があったので、予想通りといえば予想通り。

もっとも、RTX40xxでは新たにAV1エンコーダが追加されていて、初代としてはかなり画質-容量比もよく、NVENC同士の比較ではHEVCを上回る画質-容量比になっている。また、前回見たように速度も十分。

現状、非常に値段の高いRTX4090/4080しか出ていないが、今後、RTX4060/4050などのより安価な製品にもこの高画質なAV1エンコーダが搭載されるはずなので面白くなってくると思う。(まあ問題はそのあたりがいつ出てくるの? ということだが…)

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No title

お疲れ様でございます
rigayaさんの個人的感覚で結構ですが、1080/30fps及び1080/60fpsそれぞれにおいて、AV1エンコードした場合に実用的な画質だと感じられるのは、どの程度のビットレート以上を割り当てた場合だとお感じでしょうか?

Re: No title

1080/30fpsでしか細かく見てないので、そこのみの回答ですが、今回の動画については1200~1300kbpsもあれば、多少ボケててもまあ見られるぐらいにはなっているかなと思います。(VMAF=90~92あたり)

ただ、ビットレートについてはなにより対象となる動画の差が大きすぎます。今回対象とした動画はやや圧縮しやすいほうかと思います。そのため、余裕を見るのであれば、2500kbpsぐらいにはしておいたほうがいいかもです。

また、どのぐらいの画質が許せるかというのは結構個人差あります。私自身は結構圧縮してしまって多少劣化しても気にしないほうかもです。



No title

ご回答いただきありがとうございます!
早く普及価格帯で出て欲しい!

No title

https://github.com/rigaya/NVEnc/blob/master/NVEnc/stg/H.264%20%E5%93%81%E8%B3%AA%E6%8C%87%E5%AE%9A.stg

H.264 品質指定.stg
このファイル間違ってますね

CQPが指定されています
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