Aviutlの出力プラグインの設定

以前、NVEnc出力で、設定が毎回初期化されてしまうというコメントをいただいた。

なぜそのような動作になるのか、思い当たる点がなかったのだが、ちょっと色々調べてみたという話。

なお、このコメントはNVEnc出力にいただいたが、このあたりはプラグイン固有の問題というよりは、Aviutlの出力プラグインの使用に絡んだ問題で、x264guiExでも共通の問題と思われるので、今回はx264guiExを使って調査した。



そもそも、Aviutlの出力プラグインの設定は、選ばれたプロファイルの中に保存されていて、この中に
・どの出力プラグインを使用するのか
・その出力プラグインの設定
が保存されている。

aviutl_x264guiEx_profile_20220219.jpg

そのため、複数の出力プラグインをAviutlに追加していたとしても、プロファイルに保存される設定はひとつ。

たとえば、普段あるプロファイルx264guiExで設定をして出力していたとする。その場合、
・出力プラグイン: x264guiEx
・出力プラグイン設定: x264guiEx用の設定
になっている。

x264guiExを使い続ける限りでは、一度行った設定はプロファイル内に保持され続けるので問題ない。

ところが、あるときそのプロファイルを選んだ状態でNVEncで出力などをしてしまったとする。

そうすると、プロファイルは
・出力プラグイン: NVEnc
・出力プラグイン設定: NVEnc用の設定
の状態で保存される。

なので、次にx264guiExを使おうとすると設定が飛んでいる、ということになってしまう。

正直、このあたりはAviutlの仕様で、出力プラグインをどんどん追加していったときにそれらの設定を全部プロファイルに保存しておくわけにもいかないということなのだと思う。なので対策としてはプロファイルの選択を間違えないように注意いただくか、あるいは誤って設定を飛ばしてしまった時だけ、設定しなおすというので対応できるのでは、と個人的には思っていた。

ただ、この私の理解だと、コメントでいただいた「毎回設定が初期化される」というのは再現できない。



一方、普段さわらない拡張編集に目を向けると、拡張編集RAMプレビューというプラグインがあるようだ。

これは、拡張編集のプレビュー(描画)を一度行っておき、メモリ上にキャッシュすることでその後のプレビューを高速化するというものらしい (今回初めて試したので誤解してたらすまぬ

プレビューを高速化する点で非常に有用なプラグインとなっているようだ。

exedit_ram_preview_20220219.png

ただ、これはどうも出力プラグインの機能を活用して実装されているようで、ということは拡張編集RAMプレビューの「選択範囲からキャッシュ作成」をクリックすると、プロファイルは

・出力プラグイン: 拡張編集RAMプレビュー
・出力プラグイン設定: 拡張編集RAMプレビュー用の設定(?)

の状態になり、このあとx264guiExを使おうとしても設定はやり直しになってしまう。

こうすると、コメントでいただいたような設定が毎回初期化されてしまうような状態も発生しやすそうだ。

これはさすがに不便かなということでx264guiEx 2.72では出力時の設定をファイルに別途保存しておき、設定がなされていない場合には自動的にその設定を読み込んでエンコードを行うよう変更した。

これで少しはエラーが減って便利になるかなあ。

ただ、逆に予想しない設定が残ってしまっていたりする場合もあるので、個人的には面倒でも設定画面を一度開いて確認いただいたほうがよいような気がするが…

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

rigaya

Author:rigaya
アニメとか見たり、エンコードしたり。
連絡先: rigaya34589@live.jp
github twitter

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
いろいろ
公開中のAviutlプラグインとかのダウンロード

○Aviutl 出力プラグイン
x264guiEx 3.xx
- x264を使用したH264出力
- x264guiExの導入紹介動画>
- x264guiExの導入
- x264guiExのエラーと対処方法>
- x264.exeはこちら>

x265guiEx
- x265を使用したH.265/HEVC出力
- x265guiExの導入>
- x265.exeはこちら>

QSVEnc + QSVEncC
- QuickSyncVideoによるHWエンコード
- QSVEnc 導入/使用方法>
- QSVEncCオプション一覧>

NVEnc + NVEncC
- NVIDIAのNVEncによるHWエンコード
- NVEnc 導入/使用方法>
- NVEncCオプション一覧>

VCEEnc + VCEEncC
- AMDのVCE/VCNによるHWエンコード
- VCEEnc 導入/使用方法>
- VCEEncCオプション一覧>

svtAV1guiEx
- SVT-AV1によるAV1出力
- svtAV1guiExの導入>
- SVT-AV1単体はこちら>

ffmpegOut
- ffmpegを使用した出力
- ffmpegOutの導入>


○Aviutl フィルタプラグイン
自動フィールドシフト (ミラー)
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: aji様

clfilters 
- OpenCLベースの複数のGPUフィルタ集
- 対応フィルタの一覧等はこちら

エッジレベル調整MT (ミラー)
- エッジレベル調整の並列化/高速化
- SSE2~AVX512対応
- オリジナル: まじぽか太郎様

バンディング低減MT (ミラー)
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: まじぽか太郎様

PMD_MT
- SSE2~AVX512による高速化版
- オリジナル: スレ48≫989氏

透過性ロゴ (ミラー)
- SSE2~FMA3によるSIMD版
- オリジナル: MakKi氏

AviutlColor (ミラー)
- BT.2020nc向け色変換プラグイン
- BT.709/BT.601向けも同梱

○その他
x264afs (ミラー)
- x264のafs対応版

aui_indexer (ミラー使い方>)
- lsmashinput.aui/m2v.auiの
 インデックス事前・一括生成

auc_export (ミラー使い方>)
- Aviutl Controlの
 エクスポートプラグイン版
 エクスポートをコマンドから

aup_reseter (ミラー)
- aupプロジェクトファイルの
 終了フラグを一括リセット

CheckBitrate (ミラー, 使い方, ソース)
- ビットレート分布の分析(HEVC対応)

チャプター変換 (使い方>)
- nero/appleチャプター形式変換

エッジレベル調整 (avisynth)
- Avisynth用エッジレベル調整

メモリ・キャッシュ速度測定
- スレッド数を変えて測定

○ビルドしたものとか
L-SMASH (ミラー)
x264 (ミラー)
x265 (ミラー)
SVT-AV1 (ミラー)

○その他
サンプル動画
その他

○読みもの (ミラー)
Aviutl/x264guiExの色変換
動画関連ダウンロードリンク集
簡易インストーラの概要

○更新停止・公開終了
改造版x264gui
x264guiEx 0.xx
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR