Alderlake i9 12900K 到着
Alderlake記事一覧
Alderlake PCの構成
Alderlake i9 12900K 到着 (この記事)
Alderlake i9 12900Kは空冷でどこまで冷やせる?
昨日 i9 12900K とマザーボード一式が到着したので、さっそく組んでいく。
今回買ったものはこんな感じ。
・Intel Core i9 12900K
・MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
・Noctua LGA1700 リテンションキット
・Plextor M10PGN 1TB NVMe PCIe Gen4

CPUの箱はちょっと凝った作りで、ウエハを模したと思われる円盤状のケースの中にCPUが入っていた。まあ面白い仕掛けだとは思うが、場所とるんですよねえ…。


PC構成
今回のPC構成はこんな感じで、前回書いたようにDDR5難民になってしまったので、あきらめてDDR4で組むことにした。
本来流用する予定だった360mm簡易水冷(Corsair iCUE H150i RGB PRO XT)用のLGA1700リテンションキットがまだ届いていない(というかいつ届くかわからん)ので、まずはLGA1700リテンションキットの手に入ったNoctuaの大型空冷のNH-D14(最新のNH-D15の1世代前)でどこまでいけるか試してみることにした。
NH-D14は直前までRyzen7 3700X用に使用していたのを回収したのだが、そこそこほこりがたまっていたので掃除してから使うことにした。掃除機で吸えばある程度ほこりは取れ、そのあとは掃除機で直接吸えないところを中心に帯電防止はけで払い、さらにエアダスターでヒートシンクの中に入り込んだほこりを飛ばせば、ある程度は(?)きれいにすることはできた。
まあ、まだ細かいほこりは残っているが、そこは仕方ない。
マザーボード MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4 は、個人的にはかなり久しぶりのMSIマザー(たぶん5~6年ぶりぐらい)。黒中心で派手なロゴ等もなく、シンプルなデザインで割と好き。
M2スロットが4本。それぞれにヒートシンクがついているのがよい。チップセット(Z690)からもPCIe Gen4が出る。
M2_1: CPU PCIe4x4
M2_2: Z690 PCIe4x4
M2_3: Z690 PCIe3x4
M2_4: Z690 PCIe4x4
ストレージの主役はもはやSATAではなく、すっかりNVMeに移行したという感がある。
PCIeも4本。ハイエンドではないのでレーン分割はなし。
1. CPU PCIe5x16
2. Z690 PCIe3x1
3. Z690 PCIe4x4
4. Z690 PCIe3x4

TOMAHAWKはハイエンドというわけではないのだろうが、それでも16+1+1フェーズ(70A SPS)ということで、フェーズ数のインフレ傾向にしっかり対応している。CPUの電源コネクタは大電力にも対応できるよう8pinx2。電源周りに大きめのヒートシンクがついていて、一時期のマザーであった電源周りが熱すぎるみたいなことは起こらなさそう。
個人的にはスペック上は十分しっかりした作りなように思える。

M2 SSDの取り付けはケーブル等が不要で楽な一方で、ねじが小さく止めにくいのと、またこのねじを失くしやすいのが難点。
だが、このマザーでは下のようなクリップを少し反時計周りにひねるだけで簡単に止められるようになっていて感動した。

I/Oパネルは組み込み式で簡単だし、なにより取付忘れによるやり直しを防げてありがたい。
たくさんファンをつけると地味に不足して困ることもあるファンコネクタも6個と十分あり、PWM/DCを選択できるのでこちらもよかった。背面I/OにCMOS Clearボタンがないのは残念だが、まああれはハイエンド限定なのだろう。
組み立て
CPU・メモリ・SSDを取り付けたところ。こうしてみるとLGA1700はやはりかなり縦長だ。

NoctuaのLGA1700リテンションキットのベース部分を取り付けたところ。

Noctua NH-D14を取り付けるこんな感じ。電源周りのヒートシンクとの干渉はなし、メモリ側は写真からもわかるようにファンが本来の位置よりは少し上側につける必要があったが問題のない範囲だし、ヒートシンク本体の干渉はなくてよかった。

その後GPUを取り付けて完成。

というわけで流用品ばかりの妙な構成になったけどAlderlake PCが組みあがった。
12900KはPL1=PL2=241Wなので、性能を出すためにはとにかく冷やす必要がありそう。
CPU側ではCPUダイを薄くしたり、ヒートスプレッダとダイの間をなるべく狭くしたりと、従来よりも熱が伝わりやすいよう工夫されているらしい。ただ一方で12900Kのダイサイズは215mm2前後らしく、11900Kの276mm2よりは小さくなっており、ダイの熱密度は上がっていそうなので、そこは不利かもしれない。
ケース内エアフローについては、前面と天板にそれぞれ20cmファンx2、背面に14cmx1、映っていないが底面に12cmx2と9cmx1という感じで、かなりの数のファンをつけているので、さすがにケース内エアフロー不足ということはないはず。
あとは大型空冷のNoctua NH-D14でどこまで冷やせるか。頑張ってくれ!

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Alderlake i9 12900K 到着 (この記事)
Alderlake i9 12900Kは空冷でどこまで冷やせる?
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Alderlake i9 12900K 到着 (この記事)
Alderlake i9 12900Kは空冷でどこまで冷やせる?
昨日 i9 12900K とマザーボード一式が到着したので、さっそく組んでいく。
今回買ったものはこんな感じ。
・Intel Core i9 12900K
・MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
・Noctua LGA1700 リテンションキット
・Plextor M10PGN 1TB NVMe PCIe Gen4

CPUの箱はちょっと凝った作りで、ウエハを模したと思われる円盤状のケースの中にCPUが入っていた。まあ面白い仕掛けだとは思うが、場所とるんですよねえ…。


PC構成
今回のPC構成はこんな感じで、前回書いたようにDDR5難民になってしまったので、あきらめてDDR4で組むことにした。
CPU | Intel Core i9 12900K | |
冷却 | Noctua NH-D14 | 流用 |
LGA1700 リテンション | ||
マザー | MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4 | |
メモリ | G.Skill F4-3600C16D-16GTZNC DDR4-3600 16-19-19-39-1 8GBx4 | 流用 |
SSD1 | Plextor M10PGN 1TB NVMe PCIe Gen4 | |
SSD2 | Plextor M8PeG 1TB NVMe PCIe Gen3 | 流用 |
GPU1 | EVGA GeForce RTX 2070 XC Gaming | 流用 |
GPU2 | ZOTAC GTX 1060 Mini | 流用 |
電源 | Seasonic Focus PX-750 (80+ Platinum) | 流用 |
ケース | Thermaltake Core V71 | 流用 |
OS | Windows 11 x64 |
本来流用する予定だった360mm簡易水冷(Corsair iCUE H150i RGB PRO XT)用のLGA1700リテンションキットがまだ届いていない(というかいつ届くかわからん)ので、まずはLGA1700リテンションキットの手に入ったNoctuaの大型空冷のNH-D14(最新のNH-D15の1世代前)でどこまでいけるか試してみることにした。
NH-D14は直前までRyzen7 3700X用に使用していたのを回収したのだが、そこそこほこりがたまっていたので掃除してから使うことにした。掃除機で吸えばある程度ほこりは取れ、そのあとは掃除機で直接吸えないところを中心に帯電防止はけで払い、さらにエアダスターでヒートシンクの中に入り込んだほこりを飛ばせば、ある程度は(?)きれいにすることはできた。
掃除前 | 掃除後 |
---|---|
![]() | ![]() |
まあ、まだ細かいほこりは残っているが、そこは仕方ない。
マザーボード MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4
MSI MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4 は、個人的にはかなり久しぶりのMSIマザー(たぶん5~6年ぶりぐらい)。黒中心で派手なロゴ等もなく、シンプルなデザインで割と好き。
M2スロットが4本。それぞれにヒートシンクがついているのがよい。チップセット(Z690)からもPCIe Gen4が出る。
M2_1: CPU PCIe4x4
M2_2: Z690 PCIe4x4
M2_3: Z690 PCIe3x4
M2_4: Z690 PCIe4x4
ストレージの主役はもはやSATAではなく、すっかりNVMeに移行したという感がある。
PCIeも4本。ハイエンドではないのでレーン分割はなし。
1. CPU PCIe5x16
2. Z690 PCIe3x1
3. Z690 PCIe4x4
4. Z690 PCIe3x4

TOMAHAWKはハイエンドというわけではないのだろうが、それでも16+1+1フェーズ(70A SPS)ということで、フェーズ数のインフレ傾向にしっかり対応している。CPUの電源コネクタは大電力にも対応できるよう8pinx2。電源周りに大きめのヒートシンクがついていて、一時期のマザーであった電源周りが熱すぎるみたいなことは起こらなさそう。
個人的にはスペック上は十分しっかりした作りなように思える。

M2 SSDの取り付けはケーブル等が不要で楽な一方で、ねじが小さく止めにくいのと、またこのねじを失くしやすいのが難点。
だが、このマザーでは下のようなクリップを少し反時計周りにひねるだけで簡単に止められるようになっていて感動した。

I/Oパネルは組み込み式で簡単だし、なにより取付忘れによるやり直しを防げてありがたい。
たくさんファンをつけると地味に不足して困ることもあるファンコネクタも6個と十分あり、PWM/DCを選択できるのでこちらもよかった。背面I/OにCMOS Clearボタンがないのは残念だが、まああれはハイエンド限定なのだろう。
組み立て
CPU・メモリ・SSDを取り付けたところ。こうしてみるとLGA1700はやはりかなり縦長だ。

NoctuaのLGA1700リテンションキットのベース部分を取り付けたところ。

Noctua NH-D14を取り付けるこんな感じ。電源周りのヒートシンクとの干渉はなし、メモリ側は写真からもわかるようにファンが本来の位置よりは少し上側につける必要があったが問題のない範囲だし、ヒートシンク本体の干渉はなくてよかった。

その後GPUを取り付けて完成。

というわけで流用品ばかりの妙な構成になったけどAlderlake PCが組みあがった。
12900KはPL1=PL2=241Wなので、性能を出すためにはとにかく冷やす必要がありそう。
CPU側ではCPUダイを薄くしたり、ヒートスプレッダとダイの間をなるべく狭くしたりと、従来よりも熱が伝わりやすいよう工夫されているらしい。ただ一方で12900Kのダイサイズは215mm2前後らしく、11900Kの276mm2よりは小さくなっており、ダイの熱密度は上がっていそうなので、そこは不利かもしれない。
ケース内エアフローについては、前面と天板にそれぞれ20cmファンx2、背面に14cmx1、映っていないが底面に12cmx2と9cmx1という感じで、かなりの数のファンをつけているので、さすがにケース内エアフロー不足ということはないはず。
あとは大型空冷のNoctua NH-D14でどこまで冷やせるか。頑張ってくれ!

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Alderlake PCの構成
Alderlake i9 12900K 到着 (この記事)
Alderlake i9 12900Kは空冷でどこまで冷やせる?
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