2020年を振り返る (ブログ記事編)

2020年のブログ記事の振り返りということで。

今年もいろいろ更新して、ついにこのブログも10周年を迎えました。

10周年記事はもちろん、他の記事含め、コメント下さった方、ありがとうございます。あとは未解決・未実装になってしまっているものはすみません…。

今年思ったのは、
・やっぱりハードウェア依存のエラーだと実機がないと解消の難しいものがある
・入力ファイルがないと再現できないエラーはどうしても解決が難しい
・たまに発生する系のエラーはやっぱり難しい
あたり。

このあたりも解決できるといいけど、やっぱりなかなか難しい…。


2020年の更新



問題のタネだった簡易インストーラを大幅に簡略化して、すべてローカルからインストールすることで比較的安定して動作するようになったようで本当によかった。あとこれまでハマってしまった方すみませんでした。

10周年記事にも書いたけど、結局配布環境があまり安定していないので、欲をかいて最新の実行ファイルをダウンロードする形式にしたりせず、最初からこうすればよかったんだろうなという感じ。まあ最近はx264/x265もそんなに更新していないので、これで良いというのもある。

エンコーダでいうと今年はSVT-AV1は使ってみているのだけど、presetを重くしていくと激烈重くなるのとCPU使用率が下がるのが難点。どうもプリセットを重くしていくとブロックサイズが大きくなるから…? 今後も最適化が進んでいくといいのだが…。



githubを見ると更新頻度はこんな感じ。特に前半多い…。

github_commits_2020_12.png

前半は結構機能追加や高速化等に取り組めていて、NVEncやVCEEncにもいろんな新機能やフィルタを追加できたし、久しぶりに更新したもので言うとedgelevelpmd等の高速化とか、あとはCheckBitrateの更新とかもできてよかった。

高速化はなにが楽しいのかわからんけど、なぜかやってると楽しい。特にpmd_mtの高速化は普段あまり恩恵を感じないAVX512の可能性が少し見えて面白かった。(まああれはvpermi2w/bのすごさを見ただけかもしれないが…)

NVEncのLinux対応も比較的大変だったけどやって、需要があるかわからないけど、QSVEncとNVEncが両方ともLinuxでビルドできるようになり、これまであまり整備していなかったビルド方法とかについてもちゃんと整備できた(QSVEnc/NVEnc)。ARMがNVIDIA傘下になったらしいので、(まあすでにJetsonとかあるけど)そのうちARM+NVIDIA GPUなPC環境とか出るのかなーと短絡的に妄想したりしていると、将来はARMでもNVEncできるようにしてみたかったりしたい。

今年後半は、時折腰が痛くて仕事以外は椅子に座りたくない時期があった(いまはほぼ治ったけど)ので、ちょっと更新頻度が減ってるかも。まあそういう時はスマホをスマホスタンドに固定して布団の上でfgoやったりyoutubeみたりしてたけど、あれはまことにあかん自堕落な生活スタイルだ(笑)。

去年の記事で書いていたQSVEncにいろんなフィルタを入れられるように拡張したいというのは、どう実装したものかいろいろ迷ってしまって、結局どうしても手をつけられなかった。なんかやろうとすると結局fgoしたり、youtubeみて時間終わったり、それどころかどういうわけかNVEnc/VCEEncとかを更新し始めたりするのほんと謎。



繰り返しになるけど、今年もブログのほうはもちろんgithubにも多くのコメントをいただいて、いろいろ不具合の報告や新機能の提案や新しい情報などいただいてありがとうございました。

やっぱり自分ひとりだと、アプリ・ソフトの使い方はそんなに幅が広いわけではないというか、ほぼ固定された使い方しかしないのであまり発展性がないのを、いろんなコメントをいただくことで、「あ、そういう使い方するのね」とか、「そういう需要があるのね」、まあときには「それ対応できてないオプションの組み合わせ(汗!」みたいなのもあって、まあそうしたところから問題修正や機能追加とかにつながっていってかなりありがたい。

ただ正直githubのissueは膨れ上がっていて、正直ぎりぎり感ありまくりでやばいのと、難易度高すぎなのは断らざるを得ないのはなんかすみません。あとは英語読んで返答するのは大変だけど、最近多少慣れてしまった感があるのがなんとも言えない。まあ文法とか語彙とか気にせず伝わればええやでやるとすごく楽。



来年(2021年)やりたいこと



・自作PCで遊ぶ (Zen3/RocketLake)
Zen3の後で出るのに負けそうなRocketLake悲しい…。いやプロセスでかなりおいてかれてるのにぎりぎり戦えるのはむしろすごいのかも? (PLの値は内緒だよ)

・fgo
まずは2部6章。楽しみ。今年は爆死しませんように←絶対いつかする…

・アニメ/漫画見る
・2020年コロナで行かなかったアニメ映画をBDで回収する

・NVEncのフィルタ増強

・VCEEncの10bit深度対応とフィルタ増強

・QSVEncのコード整理・拡張性向上
 今年できなかったやつを来年こそやりたいなあ…。



というわけで、今年もブログに遊びに来てくれた方々、ありがとうございました。

よいお年を。
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