2017年を振り返る (PC編)
そろそろ2017年も終わりそうなので、今年も振り返ってみる。
PC関係ないとこでは腸炎になってお腹痛かった…(もう治った)。まあ、あれでも細菌性のやつではないらしいので、まだましなほうのようだ。ひえええ。
CPU ~メニーコア~
今年はしばらく続いたCPUの停滞からは打って変わって、すごくCPUが面白い年だった。そのせいで、いまだかつてなくPCを自作しまくった気がする。
そもそもはRyzenからはじまって、その予想以上の性能とコスパで一気にメニーコア競争が進んだ感じがある。さすがにシングルスレッドが辛い(もうなんか体感ではっきりわかるレベル)性能だったBulldozer系列から比べると、ほんとに素晴らしいCPUになってるなあ、と思う。
アキバの2017年10大ニュース投票結果発表 → Ryzenが1位
復活のAMD、Ryzenシリーズが大ヒットしてPCパーツ市場を牽引
Ryzenは当初はBIOSの設定などに癖があって慣れるまで大変だったけど、いまはそんなでもない感じ。ただまあ、R7 1700だとやっぱりどうしてもオーバークロックしにくいので、オーバークロックするならやっぱりR7 1800Xを買うべきで、R7 1700はどちらかというと定格から電圧を少し下げて省電力で使うみたいなのに向いている気がする。
性能はお値段のわりに抜群で、x265はともかく、x264ははやい。
Ryzen7 1700で組んでみた
Ryzen7 1700 ベンチマーク
Ryzenの得意あるいは不得意
Ryzen7 1700 オーバークロック
Asrock AB350 Pro4のBIOS その2
Ryzen7 1700のメモリ速度 (修正・追記)
Ryzen/Haswell/KabylakeでのSMT(HTT)の効果
そのあと、AMDがThreadRipper(16コア)をぶち上げたので、Intelが慌ててSkylake-Xで18コアを投入する、ということになって、さらに面白くなった。いままでやらんかっただけで、やはり本気になれば商品化できるらしい。
というわけで、7980XEを買ってしまったのだが、なかなか勇気のいるお値段だった。ただ、さすがお高いだけはあって、処理性能は抜群で非常に快適。もちろん、(冬は)お部屋もあったかくて快適。夏は…まあ、考えないでおこう。
7900Xが出たときはグリスのせいで熱いというのが結構問題になっていたので、かなり冷却に気を使った装備を用意してみた。ただ、ふたを開けてみると、7980XEはダイが大きいせいか、そこまで警戒しなくてもよかったかなあ、という感じ。
冬に備えて暖房器具を…
i9 7980XE まったり オーバークロック
i9 7980XE 3.6GHz ベンチマーク
i9 7980XE オーバークロック ベンチマーク
7980XEのキャッシュ/メモリ帯域
ただ、x265とかでもいい感じの速度が出るので、これを使っていると「やっぱりHWエンコードなんてやめてCPUをぶん回すのが一番だぜ」などという危険な思想に陥りがち。
↓
HWエンコ関連の更新のモチベが下がる下がる…。
↓
ちょっとfgo始める。
↓
ますます更新しない (いまここ)
ハイエンドのほうだけじゃなくて、メインストリームも多コア化が一気に進んだ一年だったのかなと思う。Core2Quad以来、ずっと4コアのままだったのだけど、やっとのことでCoffeelakeでメインストリームでも6コアが出たし、ノート向けCPUも4コア化が進んできている。
Ryzen8コアの投入で、これまで停滞感のあったCPUというジャンルがかなり盛り上がったと思うし、来年もこの調子で性能の向上が続くと期待したい。
まあでもIntelは10nmがよくなるまでいまの感じでやや迷走気味になってしまうんだろうか…。来年、無事Cannonlake/Icelakeが出るとよいのだが…。多コア化の一方で、シングルスレッド性能も確保するためかTurboBoost幅がどんどん広がって、広がりすぎたせいで、もはや「定格ってなんだっけ」…な感じも出てきている。
GPU
NVIDIA Volta…は出なかった。正確にはV100は出たけど、あれはDeep Learning用で一般向けじゃないでしょう…。GTX20xxはどこへ…。
AMD Vegaはなんか無理にクロックを引き上げた結果、熱いらしく、プロファイルを切り替えるとよい感じになるらしい。
というかPascal系のクロックの高さはこれまでのGPUクロックを考えると異常。高クロックと低消費電力を両立できているのが、Pascalのすごいところだと思う。
変わったところでは、Kraken G12でGPUの簡易水冷化というのを試してみた。意外と大きく温度が下がってさすがにびっくり。リスクも大きめとはいえ、ここまで効果があるとは…。
メモリ・ディスク
メモリ高すぎでしょう…。以前買ったものの使いまわしでしのぐしか…。
SSDは今年でだいぶNVMeが一般的になってきたのかなあ、という印象。もちろん、PCIe接続だと性能が高くてよいというのもあるのだけど、地味にSATAケーブル引き回さなくていい、というのが便利な気がする。
HDDは順調に安くなっていて、容量も12TBが発売されるなど良い感じで伸びている。
ディスクもあんまり増えすぎたので整理。だいぶ集約して減らすことができた。
HDDの整理
その他
ちょっと変わったケースを買ってみたり、4Kモニタを買ってみたりとなかなか面白い1年だった。
Phanteks Evolv Shift X レビュー
Phanteks Evolv Shift X レビュー その2
LG 32UD59-B (4Kモニタ)を買った
4Kモニタは、グレアじゃない点を除けば(しつこい…)、かなり満足で、高精細さというのもあるけど、それよりもデュアルモニタと違って中央に枠が入らないこと、なによりも作業領域が広がることが非常に快適。多少視線移動が多いかな、という気もするけど、苦にならないレベルで、買ってよかったかなと思う。
2018年は?
ざっと思いつくところだとこんな感じ?
でもまあ、ロードマップとかがだいぶ不安定になってきていて、正直もうよくわからん…
・[Intel CPU] モバイル向けにはCannnonlake、デスクトップはCoffeelake Refresh? 8コア化来る? Kabylake-Gにちょっと期待。
・[AMD CPU] Zen2来る? Zen + VegaなAPUにも期待。
・[NV GPU] Volta版GPU(ようはGTX20xx)が見えてこない…さすがに今年は来るんだよね?
・[AMD GPU] Vega10のサイズダウン版、Vega11来る?
・[DRAM] まだまだ値上がり?
・[SSD] 大容量化…するのはいんだけど容量単価が…。
・[HDD] 16TBはよ。
あ、ちなみに今年はx265ベンチマークはやりません。
2016年
2015年
2014年
2013年
PC関係ないとこでは腸炎になってお腹痛かった…(もう治った)。まあ、あれでも細菌性のやつではないらしいので、まだましなほうのようだ。ひえええ。
CPU ~メニーコア~
今年はしばらく続いたCPUの停滞からは打って変わって、すごくCPUが面白い年だった。そのせいで、いまだかつてなくPCを自作しまくった気がする。
そもそもはRyzenからはじまって、その予想以上の性能とコスパで一気にメニーコア競争が進んだ感じがある。さすがにシングルスレッドが辛い(もうなんか体感ではっきりわかるレベル)性能だったBulldozer系列から比べると、ほんとに素晴らしいCPUになってるなあ、と思う。
アキバの2017年10大ニュース投票結果発表 → Ryzenが1位
復活のAMD、Ryzenシリーズが大ヒットしてPCパーツ市場を牽引
Ryzenは当初はBIOSの設定などに癖があって慣れるまで大変だったけど、いまはそんなでもない感じ。ただまあ、R7 1700だとやっぱりどうしてもオーバークロックしにくいので、オーバークロックするならやっぱりR7 1800Xを買うべきで、R7 1700はどちらかというと定格から電圧を少し下げて省電力で使うみたいなのに向いている気がする。
性能はお値段のわりに抜群で、x265はともかく、x264ははやい。
Ryzen7 1700で組んでみた
Ryzen7 1700 ベンチマーク
Ryzenの得意あるいは不得意
Ryzen7 1700 オーバークロック
Asrock AB350 Pro4のBIOS その2
Ryzen7 1700のメモリ速度 (修正・追記)
Ryzen/Haswell/KabylakeでのSMT(HTT)の効果
そのあと、AMDがThreadRipper(16コア)をぶち上げたので、Intelが慌ててSkylake-Xで18コアを投入する、ということになって、さらに面白くなった。いままでやらんかっただけで、やはり本気になれば商品化できるらしい。
というわけで、7980XEを買ってしまったのだが、なかなか勇気のいるお値段だった。ただ、さすがお高いだけはあって、処理性能は抜群で非常に快適。もちろん、(冬は)お部屋もあったかくて快適。夏は…まあ、考えないでおこう。
7900Xが出たときはグリスのせいで熱いというのが結構問題になっていたので、かなり冷却に気を使った装備を用意してみた。ただ、ふたを開けてみると、7980XEはダイが大きいせいか、そこまで警戒しなくてもよかったかなあ、という感じ。
冬に備えて暖房器具を…
i9 7980XE まったり オーバークロック
i9 7980XE 3.6GHz ベンチマーク
i9 7980XE オーバークロック ベンチマーク
7980XEのキャッシュ/メモリ帯域
ただ、x265とかでもいい感じの速度が出るので、これを使っていると「やっぱりHWエンコードなんてやめてCPUをぶん回すのが一番だぜ」などという危険な思想に陥りがち。
↓
HWエンコ関連の更新のモチベが下がる下がる…。
↓
ちょっとfgo始める。
↓
ますます更新しない (いまここ)
ハイエンドのほうだけじゃなくて、メインストリームも多コア化が一気に進んだ一年だったのかなと思う。Core2Quad以来、ずっと4コアのままだったのだけど、やっとのことでCoffeelakeでメインストリームでも6コアが出たし、ノート向けCPUも4コア化が進んできている。
Ryzen8コアの投入で、これまで停滞感のあったCPUというジャンルがかなり盛り上がったと思うし、来年もこの調子で性能の向上が続くと期待したい。
まあでもIntelは10nmがよくなるまでいまの感じでやや迷走気味になってしまうんだろうか…。来年、無事Cannonlake/Icelakeが出るとよいのだが…。多コア化の一方で、シングルスレッド性能も確保するためかTurboBoost幅がどんどん広がって、広がりすぎたせいで、もはや「定格ってなんだっけ」…な感じも出てきている。
GPU
NVIDIA Volta…は出なかった。正確にはV100は出たけど、あれはDeep Learning用で一般向けじゃないでしょう…。GTX20xxはどこへ…。
AMD Vegaはなんか無理にクロックを引き上げた結果、熱いらしく、プロファイルを切り替えるとよい感じになるらしい。
というかPascal系のクロックの高さはこれまでのGPUクロックを考えると異常。高クロックと低消費電力を両立できているのが、Pascalのすごいところだと思う。
変わったところでは、Kraken G12でGPUの簡易水冷化というのを試してみた。意外と大きく温度が下がってさすがにびっくり。リスクも大きめとはいえ、ここまで効果があるとは…。
メモリ・ディスク
メモリ高すぎでしょう…。以前買ったものの使いまわしでしのぐしか…。
SSDは今年でだいぶNVMeが一般的になってきたのかなあ、という印象。もちろん、PCIe接続だと性能が高くてよいというのもあるのだけど、地味にSATAケーブル引き回さなくていい、というのが便利な気がする。
HDDは順調に安くなっていて、容量も12TBが発売されるなど良い感じで伸びている。
ディスクもあんまり増えすぎたので整理。だいぶ集約して減らすことができた。
HDDの整理
その他
ちょっと変わったケースを買ってみたり、4Kモニタを買ってみたりとなかなか面白い1年だった。
Phanteks Evolv Shift X レビュー
Phanteks Evolv Shift X レビュー その2
LG 32UD59-B (4Kモニタ)を買った
4Kモニタは、グレアじゃない点を除けば(しつこい…)、かなり満足で、高精細さというのもあるけど、それよりもデュアルモニタと違って中央に枠が入らないこと、なによりも作業領域が広がることが非常に快適。多少視線移動が多いかな、という気もするけど、苦にならないレベルで、買ってよかったかなと思う。
2018年は?
ざっと思いつくところだとこんな感じ?
でもまあ、ロードマップとかがだいぶ不安定になってきていて、正直もうよくわからん…
・[Intel CPU] モバイル向けにはCannnonlake、デスクトップはCoffeelake Refresh? 8コア化来る? Kabylake-Gにちょっと期待。
・[AMD CPU] Zen2来る? Zen + VegaなAPUにも期待。
・[NV GPU] Volta版GPU(ようはGTX20xx)が見えてこない…さすがに今年は来るんだよね?
・[AMD GPU] Vega10のサイズダウン版、Vega11来る?
・[DRAM] まだまだ値上がり?
・[SSD] 大容量化…するのはいんだけど容量単価が…。
・[HDD] 16TBはよ。
あ、ちなみに今年はx265ベンチマークはやりません。
2016年
2015年
2014年
2013年
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