今年のエンコード周りとか、自分の作ったものとかを振り返る。
動画関連ソフトとか
ニコ動 新仕様今年はこれでいろいろやった時期があった。新仕様のサーバーエンコは圧縮したいのかしたくないのかよくわからない仕様のようだ。
まあ、そのうち720p 4Mbpsとか、1080p 6Mbpsとか追加されないと状況はよくならないのかなあと思う。そのぐらいあればあのエンコードでも…。ただ、これまでのことを思えば、そんなことは遠い先のことだと思われる。
検証用にプレミアム会員をやっていたけど、その必要はなくなったのでやめてしまった。プレミアムやめたらなおさらニコ動見なくなってしまった…。
x265今年もそこそこ高速化されてうれしい限り。速いのは良いことだ。
そのほか今年は、あまり時間なかった上に、結構ゲームとかもやっていたので、あまり動画関連のことは調べていないように思う。どちらかというと、Deep LearningとかOpenCLとかを勉強していた。
自分で作ったものとか
x264guiExニコ動新仕様対応で、下限ビットレートとかいう、正気の沙汰でないものをかっとなって追加してしまった。実際やってみると、本当に下限設定はあったほうがよくて、効果はあるみたいなので、まあ、実装した事自体は間違いではなかったようだ。
ある程度、プロファイルを選ぶだけで、自動的にいい感じにエンコードしてくれるようになっていると思う。
QSVEncいろいろな機能を一通り作れたと思う。まあまだ、入力ファイルによっては不安定かも?
NVEnc大幅に改造して、CUDAによるフィルターを挟めるようにした。いくつかのCUDAフィルターを書いて遊んでみたけど、GTX1060が結構速いせいか、割りと愚直にCUDAコードを書けば、ちゃんと高速に動いてくれる感じ。ありがたい。
VCEEnc大変申し訳無いのですが、全くといっていいほど、やる気が不足しています…。
…去年も書いてるな…。バンディング低減 高速化コードはやや複雑になるけど、処理順を変えるだけで、結構な高速化につながった。キャッシュのヒット率の重要さを確認。
pmd_mt 高速化Skylakeで高速になったgather命令というのを使って見る例。少し速くなった。
同じような感じで、Skylakeでは除算命令も速くなっているので、逆数命令からニュートン法…とやるよりも速くなっているかも…ということでそのうち試したい。
自動フィールドシフト 高速化去年は自動フィールドシフトを高速化できず、誠に遺憾であったので、今年はそれなりに速くできて結構うれしかった。
というわけで、今年はいろいろ高速化できて楽しかった。速いことは素晴らしい。
来年ももっと高速化 & 自動化に取り組みたいと思う。
今年もみなさんからコメントやバグ報告をいただき、ありがとうございました。すぐ直せたものもありつつ、いくつかは迷宮入りになっていて、申し訳ないですが…。環境要因で再現できないものは解決が難しいものが多いです…。
あと、簡易インストーラが失敗するというのを最近も見かけますが、どうもVC Runtimeがインストールできないとか、なんかそういうことらしくて、「え、そんなことってあるの…」状態です…。VC Runtime入らないとどうにもならないんので、難しい。ごめんなさい。
ということで、環境がそろえられなくて再現できないとか、ちょっとどうにもできないこともあるかもですが、今後もいろいろコメントいただけたら、可能な範囲で早急に対処していきたいと思います。
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