QSVEnc 2.54
いくつか報告いただいていた問題の修正と、ffmpegのswデコーダを使用するモードを追加。またパイプを使った処理で映像と音声を同時に渡せるように。
[QSVEnc.auo]
・使用されていないswの情報を取得・表示しないように。
新規に利用される方を混乱させてしまう恐れが強いので。
[QSVEncC]
・flv出力などを行う際に長時間(約6時間半以上)エンコードすると、timestampがオーバーフローして正常にmuxできなくなる問題を修正。
"Application provided invalid, non monotonically increasing dts to muxer in stream"というエラーで終了していた。報告ありがとうございました。
・2.46以降、--avsync forcecfrを使用すると"Failed to get free surface for vpp."でエラー終了する問題を修正。
確信はないのですが、おそらく修正できていると思います。報告ありがとうございました。
・avqsv/avswリーダーで読み込む際の入力ファイルのフォーマットを指定するオプションを追加。(--input-format)
・ffmpegのswデコーダを使用するモードを追加。(--avsw)
久しぶりに大きな機能追加。QSVEncCでの処理の自由度を大きく向上させる。ただ、このswデコーダを使用した処理の速度についてはチェックしていないので、遅いのか速いのかよくわからない。
これまでのQSVEncCは、ffmpeg経由の読み込みはQSVでデコードできる動画ファイルのみが対象だったが、これにffmpegのswデコーダを使ってCPUデコードするモードを追加。
例えば、QSVはMPEG2デコードには対応しているものの、MPEG1には非対応なので、これまではMPEG1の動画はavs経由で読み込む必要があったが、今後はこのように簡単にエンコードできる。
QSVencC --audio-codec aac -i "<mpg(mpeg1) file>" -o "<outfilename.mp4>"
また、読み込み方法を指定しない場合の読み込み方法を変更した。
下表のように拡張子で自動的に判定を行い、該当する拡張子がない場合には、入力動画がQSVでデコード可能場合はavqsvリーダー、QSVでデコードできない場合はavswリーダーを使用して読み込むようにした。なので、基本的には自動に任せればよくて、あまり読み込み方法を指定する必要はないと思う。
avqsvリーダーの使用を強制したい場合には"--avqsv"を、avswリーダーの使用を強制したい場合には"--avsw"を使用して下さい。
また、これまでffmpeg (avformat)経由の読み込みではQSVデコードを使用することが前提だったため、ffmpeg (avformat)からQSVにrawフレームを渡す経路がなかったのだけど、今回の機能追加でffmpeg (avformat)→rawフレーム→QSVという経路が追加されたので、下みたいな感じのコマンドも動くようになって、映像と音声を両方とも同時にパイプ渡し、みたいなことができるようになった。
ffmpeg -y -i "<ソース動画>" -vcodec rawvideo -acodec pcm_s16le -pix_fmt yuv420p -f nut - | QSVEncC --avsw -i - --audio-codec aac -o "<outfilename.mp4>"
QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(GDrive)からどうぞ。同じものです。
QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(約234MBと重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。
QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>
[QSVEnc.auo]
・使用されていないswの情報を取得・表示しないように。
新規に利用される方を混乱させてしまう恐れが強いので。
[QSVEncC]
・flv出力などを行う際に長時間(約6時間半以上)エンコードすると、timestampがオーバーフローして正常にmuxできなくなる問題を修正。
"Application provided invalid, non monotonically increasing dts to muxer in stream"というエラーで終了していた。報告ありがとうございました。
・2.46以降、--avsync forcecfrを使用すると"Failed to get free surface for vpp."でエラー終了する問題を修正。
確信はないのですが、おそらく修正できていると思います。報告ありがとうございました。
・avqsv/avswリーダーで読み込む際の入力ファイルのフォーマットを指定するオプションを追加。(--input-format)
・ffmpegのswデコーダを使用するモードを追加。(--avsw)
久しぶりに大きな機能追加。QSVEncCでの処理の自由度を大きく向上させる。ただ、このswデコーダを使用した処理の速度についてはチェックしていないので、遅いのか速いのかよくわからない。
これまでのQSVEncCは、ffmpeg経由の読み込みはQSVでデコードできる動画ファイルのみが対象だったが、これにffmpegのswデコーダを使ってCPUデコードするモードを追加。
例えば、QSVはMPEG2デコードには対応しているものの、MPEG1には非対応なので、これまではMPEG1の動画はavs経由で読み込む必要があったが、今後はこのように簡単にエンコードできる。
QSVencC --audio-codec aac -i "<mpg(mpeg1) file>" -o "<outfilename.mp4>"
また、読み込み方法を指定しない場合の読み込み方法を変更した。
下表のように拡張子で自動的に判定を行い、該当する拡張子がない場合には、入力動画がQSVでデコード可能場合はavqsvリーダー、QSVでデコードできない場合はavswリーダーを使用して読み込むようにした。なので、基本的には自動に任せればよくて、あまり読み込み方法を指定する必要はないと思う。
使用される読み込み | 対象拡張子 |
---|---|
Avisynthリーダー | avs |
VapourSynthリーダー | vpy |
Aviリーダー | avi |
y4mリーダー | y4m |
rawリーダー | yuv |
avqsv/avswリーダー | それ以外 |
avqsvリーダーの使用を強制したい場合には"--avqsv"を、avswリーダーの使用を強制したい場合には"--avsw"を使用して下さい。
また、これまでffmpeg (avformat)経由の読み込みではQSVデコードを使用することが前提だったため、ffmpeg (avformat)からQSVにrawフレームを渡す経路がなかったのだけど、今回の機能追加でffmpeg (avformat)→rawフレーム→QSVという経路が追加されたので、下みたいな感じのコマンドも動くようになって、映像と音声を両方とも同時にパイプ渡し、みたいなことができるようになった。
ffmpeg -y -i "<ソース動画>" -vcodec rawvideo -acodec pcm_s16le -pix_fmt yuv420p -f nut - | QSVEncC --avsw -i - --audio-codec aac -o "<outfilename.mp4>"
QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(GDrive)からどうぞ。同じものです。
QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(約234MBと重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。
QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>
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