どちらかというとPascal向けの新しいNVENC SDKを期待していたのだが、KabyLake向けのIntel Media SDKのほうが先に来てしまった。
というわけでNVENC SDKも更新してほしい。あとGTX1080もGTX1070も高い。GTX1080は$599のはずなんだが、しばらくしないとまともな値段にはならなそう。
以降は、Intel Media SDK API 1.19の新要素で面白そうなものを羅列していく。
主にKabyLake(第7世代Core CPU)に向けたHEVCの対応強化と、HEVC 10bit対応が中心なのかな、という内容。
KabyLakeは、HEVCはデコードもエンコードも8bit/10bitに両対応みたい。一方で、VP9のほうは、8bit/10bitのデコードに対応。エンコードはなし。まあエンコードのほうはHEVCがあればいいと思うのでデコードがあればいいかな。
あとは細かいところ。
・HEVCのピラミッド参照Bフレームについて、階層ごとにQPのオフセット値を指定できるように。
このピラミッド参照の階層って何層までありえるのだろうか…。一応Media SDKのパラメータ配列は8層分指定できるようとってあるのだが、そんなに実際使うのだろうか? よくわからない。
・vppのスケーリングアルゴリズムの指定。(low power/quality)
・vppでmirroring(鏡像)。縦か横か選択できる。
そういやSkylakeってエンコードはないとして、デコードのほうは結局HEVC 10bitは対応しているんだっけか…。してるはず…?