現在、Win8.1/Win10マシンばかりになってしまい、Win7環境がないのだが、QSVでテストしたいことがあるので、Win7環境を作ることにした。
今回、すでに使用しているSSD(480GB)の先頭部分に空きを作って、そこにWin7をインストールすることにした。ちょうど
EaseUS Partition Master Freeの紹介依頼があったので、これを使用させていただくことにした。
EaseUS Partition Master Freeは、パーティション分割、形式の変換、サイズの変更などを行うことができるソフト。
まあ、パーティションサイズとかは、Windowsの標準機能でもある程度は操作できるのだが、正直使い物にならんことが多い(というか使えた記憶がない)。例えばディスクを縮小したいときに、ディスク内のデータを移動してのディスクサイズの縮小に対応していないため、ほとんど縮小できないことがわりによくある。
EaseUS Partition Masterを使えば、ディスク内のデータをしっかり移動してくれるので、ディスクの使用容量ぎりぎりまでの縮小や、今回行おうとしているディスクの先頭部分を空けるといったことも可能なはず…ということで試してみた。
システムはもともとはWin 8.1 + 4770KにSSDを2枚(256GB + 480GB)積んでいるマシン。今回、480GBの先頭を空けて、そこにWin7をインストールしたい。
最初の状態は、Windowsの標準機能で見るとこんな感じ。

この下段のディスクボリュームDの先頭にWin7をインストールしたい。とりえあえず96GB分ぐらい確保してみようと思う。
起動するとこんな感じ。

プログラムを起動、をクリック。現在の状態が表示される。

対象のディスクは下段なので、下段を選択したら右クリックして、「パーティションのサイズを調整またはパーティションを移動する」をクリック。

先頭に96GBの空き領域を作ろう。左端の丸いところをつかんで、適当にスライドさせてやればよい。設定したらOKをクリック。

もとの画面に戻り、画面の上のほうにあるチェックボタン(変更を適用する)をクリック。次のような画面が出る。OKすると処理が始まるが、時間がかなりかかる場合があるためか、処理が終了したらシャットダウンするオプションが用意されているので、必要であればチェックを入れるとよいと思う。HDDなどに対する処理ならだいぶ時間がかかる場合もあると思う。

今回は、OKを押すと次のような画面が表示された。今回はOSの含まれないドライブを対象としているので、Windowsが再起動することなく、Windows起動中に処理が行われているが、OSの含まれるドライブに対する処理の場合には、Windows起動中ではパーティション操作が行えないので、自動的に再起動がかかり、Windowsが起動する前にEaseUS Partition Masterが処理を行う。

無事終了した。この日本語訳は…ちょっと謎である。うーん。まあ意味は分かるが…。

もう一度確認すると期待通りパーティションの先頭に96GBの空き容量ができていることがわかる。

現在、Win7のインストールまで行った。この段階で、Win7の標準機能からみた様子がこちら。

これで今後、このWin7環境(4770K)でQSVの検証が行えるようにしたい。
本来、今回のような「ディスクの先頭に空きを作る」ようなことは、Wndows標準の機能では困難で、実際にはデータを別のディスクに吸い出して全部空にしたうえでパーティションを切り、再度データを書き戻す、といった結構面倒な処理が必要になる。
その点、今回使わせていただいたEaseUS Partition Master Freeでは、GUI上の直感的な操作で、パーティションサイズの変更等を容易に行うことができる。中ではデータ移動などをやってくれているのであろうが、そういったことを気にする必要はなく、簡単な操作で行うことができ、たまに出てくる怪しい日本語化を除けば、わかりやすいのではないかと思う。
その他の機能もいろいろあるようなのだが、あまりパーティションは切らないので…。(切るよりはディスクを追加したほうがはやい…)
例えば、ディスクのクローン機能もあるので、Cドライブまるごと移動したいときには便利そう。特にHDDからSSDに移行とかの時には重宝しそうだと思う。
というわけで、EaseUS Partition Masterのおかげで、Win7環境を再度構築できました。ありがとうございます。