※2016.02.13 19:30 バージョン番号が2.31のままだったので修正。大量の不具合修正。
コメントやスレで不具合のご指摘・ご報告をいただきましてありがとうございました。あと、不具合を量産してごめんなさい…。2.27以降いろいろ急激に機能拡張をしすぎました。ちょっと疲れた…。
[共通]
・さまざまなパラメータの値に対するチェックを強化。範囲外の値でないかをチェックする。
このあたりは、Media SDK側で一応チェックして、値に異常がある場合にはInvalid Optionsでエラー終了するはずなのだが、そこを通過してしまい、エンコード開始後にエラーで落ちる場合があるのではないかという心配があるので、事前にチェックするようにした。
・エンコード開始時の機能チェックの際に、初期化済みsessionを使うことでチェックを高速化。QSVEncの重すぎる初期化高速化その1。あまり効果はない。
・Sandybridgeでd3dメモリでVPPを使用する際に、正常に動作するにもかかわらず、エラーメッセージが表示されるのを(たぶん)修正。具体的には、"
QSVAllocator: Failed CheckRequestType:"
2.27から発生した問題。スレでご指摘いただいたもの。ありがとうございます。
実機がないのではっきりとは言えないが、Sandy(もしかするとIvyも?)で発生するのかなと思う。(Haswellでは発生しなかった。) Media SDK内部でエラー発生→自動修復が行われているようで、そのエラー発生時に2.27のログ強化以降、その内部エラーが表示されるようになってしまっていた。エンコードには影響なし。
[QSVEnc]
・bob化の際、進捗表示が200%になっていたのを修正。・bob化の際、fpsが倍にならなくなっていた問題を修正。2.27から発生した問題。これもスレで報告いただいたもの。ありがとうございます。
[QSVEncC]
・音声関連オプションを複数指定する際に、--audio-streamを使用すると同一trackへの指定として扱われないのを修正。コマンドを記述する順番によっては、--audio-streamを指定すると正常にエンコードできない、ということになってしまっていた。
・ffmpegのdllが存在しないときに--audio-streamを使用すると例外で落ちてしまうのを修正。QSVEncCは一応、ffmpegのdllがなくても最低限動くように作っている…はず。
・出力ファイルのフォルダが存在しないとエラー終了するのを修正。・--fade-detectが効いていなかったのを修正。・helpを整理。まあでもヘルプを見るよりは、
こちらのほうが分かりやすいと思う。
どうも英語圏の方も使われているようなので、そういう方用。というかオプション一覧のページの英語版があったほうがいいのかなあ。
・helpにvpp-denoise, vpp-detail-enhanceの値の範囲を明記。実は書かれていなかった。
・Linux向けがコンパイルできなかったのを修正。2.27で大改造して以来、コンパイルできていなかった。
TVRemoteViewer_VB/TvRemoteFiles使用時に発生する問題について
配信環境はi7 6700K @ 4.2GHz, Win 8.1 x64, 4352ドライバ, P○3, 凡ドラはSpi○el。
一般に音声は再エンコードしてしまったほうが安定みたい。
・音ズレ再現できていません。…音のほうが遅れるのでしょうか?
・segment間のぷつぷつ作者様に調整いただいたおかげで、firefoxやchromeでもぷつぷつしなくなりました。
・NHK-Gの配信失敗デュアルモノ時などに、初期化に失敗することがあります。確率はかなり低く調査が難しいですが、もう少し調べてみようと思います。ts直読みでは再現できていません。
・NHK-Gの音声切り替え音声コピー時には追従できません。音声再エンコードすれば、自動的に追従します。(…するはずです…。)
QSVEnc.auo側で発生した不具合について
正直に申し上げて、原因は判明していません。おそらくプリセットの設定保存に不具合が生じたものと思っています。今回、パラメータの値のチェックを強化したのも、すこしでもこういう問題を減らせれば、という理由からです。
なぜか不安定だという場合、お手数ですが、設定画面のデフォルトボタンで設定をクリアしていただいて、再度設定していただけると解消するかもしれません。非常に面倒なので申し訳ないのですが…。
QSVEnc ダウンロード>>ダウンロード (ミラー) >>OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(dropbox)からどうぞ。同じものです。QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(約220MBと重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。
QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>