・不安定の条件でのエンコードを自動的に回避するようにした。
不安定な条件というのは、細かくいうと…
- API v1.8以降、Lookahead系 + シーンチェンジ検出の組み合わせは不安定(フリーズ)→自動的にシーンチェンジ検出をオフに
このLookahead系 + シーンチェンジ検出の組み合わせの問題は以前ご指摘をいただき、QSVEnc 1.22からはLookahead系の時は自動的にシーンチェンジ検出がオフになるようにしていた。ただ確認するとAPI v1.7のドライバではLookahead系 + シーンチェンジ検出を組み合わせて使っても問題ない…というなんとも微妙な話。
- Lookahead系でのbframes >= 10 + b-pyramidは不安定(フリーズ)→自動的にピラミッド参照をオフに
これも最近コメントで指摘いただいたもの。ありがとうございました。
- b-pyramid + シーンチェンジ検出の組み合わせは不安定(画像崩壊とか)→自動的にピラミッド参照をオフに
これもいろいろ試した結果、怪しい結果が得られるため。
まあ要するにシーンチェンジ検出やらピラミッド参照やらあたりがあやしく、組み合わせ次第でダメ…ということみたい。オプションの組み合わせをちょちょっと変えるだけで問題を回避できるので、正直インテルのドライバが壊れてるんじゃないかと思うのだけど、どうなんだろ。こちらのコードの問題の可能性もないわけじゃないけど…。
表にするとこんな感じ(API v1.8)。なんかどんどんカオスになってくんだけど…

ちなみにチェックしたドライバは
3336 (API v1.7)
3412 (API v1.7)
3496 (API v1.8)
3612 (API v1.10 (?))
3652β (API v1.10 (?))
今回はLookaheadやらピラミッド参照が焦点なので、Haswellのみでチェック。
まず、こんなかんじでいろんな組み合わせでバッチ登録しておいて、

で「開始」っと。
結構時間かかって終わったら、ドライバ入れ替えてもう一回、終わったらドライバ入れ替えて…を繰り返す。
まあ別に繰り返すのはいいんだけど、なにが面倒かというと、インテルドライバを上書きインストールするとたまにQSVを認識しなくなるので、いちいち「アンインストール」→「再起動」→「インストール」→「再起動」→「テスト開始」…
ちゃんと上書きできるようにしといてほしいです…
QSVEnc ダウンロード>>ダウンロード (ミラー) >>OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(dropbox)からどうぞ。同じものです。Intel Media SDKのソフトウェア用dllはfull版にのみ含めるようにしました。
QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(220MBと重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です(要 Avisynth + lsmashsource.dll)。
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