こちらにHaswell Iris Pro Graphics 5200搭載PCのベンチマークが掲載されている。
PC Watch - マウスコンピューター「LuvBook H」でIris Pro Graphics 5200の性能を検証GPU性能はかなり向上しているようだが…。願わくば、4770Kと比べて欲しかった…と思っていたら検索するとそんなのが出てきた、という話。
個人的に知りたいのは別にGPU性能じゃなくって、Iris版に乗っているとされるeDRAMの性能がどんくらい出ているか。もっと具体的には、eDRAMがCPUのキャッシュとして使われた時、どのくらいの速度が出るのか、ということ。
それがさっきのベンチマークではよくわからないので(何故か比較対象が意味不明なほど低スペック)、ちょっと検索するとこんなのが見つかった。
AnandTech - Intel Iris Pro 5200 Graphics Review: Core i7-4950HQ Tested (part3: Crystalwell: Addressing the memory bandwidth problem)今まで見逃してたけど、これを読むと面白いことが色々書いてある。
これを見る限り、レイテンシはL3とメモリのちょうど中間、帯域としても通常(i7 4770K)に比べかなりの上乗せ(40~50GB/s)ができていて、CPUのキャッシュとしても優秀なことがわかる。
最近のCPUでは、演算器・キャッシュとメモリとの速度差はどんどんひどくなる一方で、特にHaswellでは演算器(AVX2/FMA3の追加)とL1(帯域倍増)が大幅に強化された割には他の部分が強化されず(L3とか放置のようだし)、Sandraのキャッシュ帯域のグラフなどはいっそう歪になってしまっているように思う。
eDRAMのようなオンパッケージメモリの技術によってその歪さが少しでも埋まり、演算性能の改善につながれば…と期待したい。
impressの記事でも、GPU性能はeDRAMのおかげか相当よいというベンチマーク結果が示されているので、QSVにも期待できるかもしれない。(ベンチマークは載ってるけどよくわからない)
…4770Rは出るんですかね?
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