さて、ダブルグリスバーガーと評判のあいびーちゃんですが、ファンがゆるゆる回転数でもガンガン回しても温度にたいして差が出ないので、ゆるゆるにして静音PC向き。これはこれでいいんじゃないかな。4.4GHzでも静音ですよ!
これまでのあいびー。
あいびー。あいびー。 x264で、Ivy BridgeのTick「+」たる所以は、なにもグリスがプラスされたってことじゃなくて、GPUが強化された、ということを忘れちゃいけない。
つまり、GPUを使わないと、Ivyの「+」を体感できないわけだ。
…はて。
GPUって何に使うんだっけ。
とりあえず、いろいろ試してみた。
プロパティ画面

windows Updateからの2696ドライバ。
ちゃんと情報も取れる。

さて、GPUの使いドコロ。
・Aero
・動画再生支援
・QSV (QSVの処理の一部はGPUを使用している)
・madVR
・NL-Means for GPU
こんなもんかな。
まあAeroには十分な処理能力。これはSandy世代からそう。
※以下のテストはCPU 4.4GHz、GPUは定格。
まずmadVR。i5 2500のときは、もっさりしてコマ落ちしまっくてたけど、今回は大丈夫だった。

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GPU使用率は60%ほどで、madVRでも十分再生できる。
madVRもSandyの"K"つきだったら強いほうのGPUが入ってるから大丈夫だったかもしれないけど。
つぎに
NL-Means light。

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1280x720のx264エンコード、厳しい戦いのようだ。そこそこの速度は出ているがGPU使用率は90%以上で、NL-Means Lightが律速になり、CPUが遊ぶこともある。もちろん、もっと軽めの設定なら余裕だろう。
Sandyでは同じような設定で、速度が出ず、CPUが遊びまくっていた。それに比べるとIvyでは十分な速度が出るようになったと思う。
NL-Means GPU for DX11。
Ivy BridgeはDirectX11への対応を果たしたわけで、そのためNL-Means GPU for DX11が動かせるようになった。しかし、負荷が高すぎて、実用的な速度は出ない。

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ひまでひまでしょうがないとばかりにCPUが遊びまくっている。さすがにこれを使うにはもっと強力なGPUが必要なようだ。
最後にQSVEnc。Sandyはもう手元にないので、速度比較できないのが残念。

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一度エンコードした氷菓(BS11, 1920x1080, x264 10bit)を、再エンコードしてみているところ。読み込みはlsmashinput。75fpsぐらい。
画面は今作りかけのQSVEnc 0.05。0.04ですでにIntel Media SDK 2012に対応してあるので、0.04でも問題なく動いた。
とまあ、GPUはこんな感じ。確かに性能向上しているようだ。
ちなみにGPUクロックは350MHz~1150MHzの間で結構動的に変化しているよう。使用しない時に低クロックなのはいいことだ。
動画再生支援がどうなのかは未確認。まあIvyほどの性能があればソフトウェア処理でいい。
DirectX 11に対応して、かつ結構強化されたので、いろいろまともに動くようになってきた。けど、NL-Means GPU for DX11には力不足のようで、そこは残念(GPUオーバークロックで何とかなりそうなレベルでもないし)。
IntelのGPUはSandy世代以降、性能自体はまともになってきた。NL-Means GPU for DX11は期待しすぎだったかもだけど。
あとはドライバをもうちっといいものを作ってくれるとありがたい。
GPUを全開で回しても、たいした発熱ではなく、ちょっと温度が上がるだけで、そんなに電気は喰わないようだ。
でも、本音は…GPU強化してる余裕があるんだったら、6コアにして欲しかった…。
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