x264guiEx 3.23

- x264guiEx 3.17以降、rgb出力時に色が入れ替わってしまう問題を修正。
ご指摘いただいた問題を修正。

- qaacが使用できない場合、自動的にデフォルトの音声エンコーダに戻してエンコードを続行するように。
現状のx264guiExはデフォルトでは音声エンコーダとしてffmpegのAACエンコーダを使用しているけど、なぜかqaacを使用しようとしてインストールが正常にできておらず失敗するケースがあるみたい。(過去のx264guiEx導入方法の記事を参考にして導入してしまった?)

そこでそうした場合に自動的にデフォルトの音声エンコーダに切り替えてとりあえず出力自体は完了するよう変更した。

- mp4出力できない音声エンコーダを選択した場合、デフォルトの音声エンコーダに戻してエンコードを続行するように。
mp4出力に対応しない音声エンコードを選択した場合、これまではエラー終了してしまっていたのを、自動的にデフォルトの音声エンコーダに切り替えてとりあえず出力自体は完了するよう変更した。

- ログ出力に映像と音声の長さを表示するように。
エラー発生時の参考となるように、Aviutlから渡される情報をそのまま表示。

- 一時ファイルの削除・リネーム失敗時にその原因を表示するように。
一時ファイルの削除・リネーム失敗はないとは思いたいのだけど、やはりたまにあるようで、これまでそのあたり細かくエラーメッセージを出していなかったりしたので、きちんと表示してエラー原因をつかみやすくした。

- mux後ファイルがない、ファイルサイズが小さすぎる等のエラーメッセージで、対象のファイル名を表示するように。
- 一時ファイルがない、サイズが0、あるいはドライブがない、空き容量がないなどのエラーメッセージで、対象のファイルないしドライブ名を表示するように。
具体的にどこファイル・ドライブが問題なのか、きちんと表示してエラー原因をわかりやすく。

- 自動フィールドシフト(afs)を使用しない際、不要なメモリ確保を行わないように。
不必要なメモリ確保を行っていたのを削除。

- 映像用のメモリ確保をplaneごとに行い、メモリ確保エラーを起こりづらいように。
映像フレームは場合によっては大きなサイズになるため、メモリ確保に失敗することがある。Aviutlの仮想メモリ空間は4GBだけど、こうした大きなサイズのメモリ確保の失敗は、Aviutlが確保したメモリが4GBまで到達していなくても起こることがある。

これは仮想メモリ空間上で、大きなサイズの連続したメモリ領域を確保できない場合があるため。そこで、映像フレームを輝度(Y)と色差(UV)に分けて確保することで、少しでもメモリ確保がしやすいように変更した。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


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x264guiEx 3.22

- faw処理時に音声がブツブツ切れる場合があったのを修正。

QSVEnc/NVEEnc/VCEEncについても同様の問題がありますが、更新は土曜日以降になる予定です。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.21

- x264guiEx 3.20のfaw処理に問題があり、異常終了してしまうケースがあったのを修正。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.20

- FakeAACWave(faw)を処理を内蔵し、fawcl/faw2aaac.auoを不要に。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.19

中国語翻訳を更新。
Nsyw様に更新いただいたもの。どうもありがとうございました。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.18

- 出力する動画の長さが非常に短い場合に選択範囲についての警告を追加。

Aviutlでは出力範囲を設定できるが、これがなんらかの理由で非常に短くなってしまっている場合(1フレームとか)にこれに気付かない場合があるようだ。

選択範囲は、半分だけ選択とかだとわかりやすいのだが、1フレームとかあまりに短くなってしまうと白一色になってしまうので逆に気付きにくい。

↓ これが1フレームのみ選択した状態
aviutl_20230313_select_out.png

↓ これが全選択状態。
aviutl_20230313_select_all.png

まあ、単に1フレームしかエンコードされないならまだよいのだが、手元では再現できなかったがこの1フレーム出力が原因で出力エラーとなる場合があるようで、これがさらに原因に気付きにくい。

ということで一応出力時間が1秒以下の場合に警告を表示するようにしてみた。気付くきっかけになれば…。

aviutl_20230313_warning.png



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.17

- オブジェクトエクスプローラからドラッグドロップしたファイルがある場合の出力に対応。
いただいた要望の反映。

- 同梱のx264をr3106に更新。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.16

Zen4の発売日が近づいてきている。個人的にはB650が出るまで待つか、X670に突撃するか迷い中。

というわけで、Aviutlから受け取ったフレームの色フォーマット変換をAVX512に対応してみた。もちろん、非常に軽い処理なのでほぼ効果はないとは思うけど、まあ対応していたほうがよいだろうということで。

こんな感じで手元のRocketLake(i7 11700K)でAVX512での動作を確認し、一方AlderLakeではAVX2で動作することも確認済み。

QSVEnc_20220922_ssim_bitrate.png

- 色空間変換のAVX512BW, AVX512VBMI最適化を追加。
比較的よく使われると思われる下記変換で実装。
- yuy2→nv12,
- YC48→nv12(16bit)
- YC48→yuv444
- YC48→yuv444(16bit)

- 英語版/中国語版でデフォルトの音声ビットレートが192kbpsのままだったのを256kbpsに変更。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


x264guiEx 3.15

- AVX2使用時にFAWの1/2モードが正常に処理できなかったのを修正。



※x264guiEx 3.00から導入方法が変更されていますのでご注意ください。

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x264guiEx 3.xxの導入方法
x264guiExのエラーと対処方法


AACエンコーダディレイとx264guiExでの対処方法について

音ズレについて再調査したので、いい機会なのでまとめてみた。

AACエンコーダは一般に2つのフレームで完全な音を出すデータを保持するため、最初の音声フレームからは完全な音を出すことができず、この問題を解消するため、最初に無音のフレームを挿入する。この無音区間で生じる遅延がencoder delayで、そのままでは映像との同期がずれる(音ずれ)原因となりうる。このAACのencoder delayについてはこちらが非常に詳しい。

x264guiExではL-SMASH muxerにお世話になり、その機能を活用するなどして、このディレイカットにx264guiEx 2.05から対応している。

結論から言うと、現在のx264guiExでデフォルトの「AAC (ffmpeg)」エンコーダを使用して出力した場合、edit listの情報によるディレイカットがなされるため、encoder delayは補正され、(encoder delayが原因で)音ずれすることはない。



多くの方はAACエンコーダのディレイについてはご存じと思うが、このあたりのx264guiExでの対応方法をまとめたものがなかったと思うので、今回まとめてみた。
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