x265 2.7+336 AVX512対応の効果

x265がついにAVX512に対応し速度の出るビルドもできるようになったので、AVX512の効果がどのくらいか、確認してみた。

x265公式には、4K HDRで15%みたいな話があったりするけど、1080pだとだいたい~10%ぐらい?
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x265 ビルド msys2 gcc版 (AVX512対応)

これまでは、x265はVisual Studioでビルドしていたのだけど、AVX512対応版をビルドしようとするとなぜかうまくいかないため、gccでビルドすることにした。

2018/4/14 19:43にx265 2.7+336をここで紹介するgccでプロファイルによる最適化を実施した実行ファイルに差し替えました。

x265 2.7+336 (AVX512対応版)

ついにx265がAVX512に対応したということで早速使ってみた。

なんかVC++ 2017でコンパイルした実行ファイルでAVX512を使おうとすると落ちる…。

とりあえず、よくわからんので、gccでビルドしたものをあげました。(x64のみ) AVX512がちゃんと動きます。

コマンド入力欄に --asm avx512 とすると、AVX512が有効になります。

gccビルドは、いまのところ暫定処置なので「pgo版」となっているものも通常版と変わりありません。
2018/4/14 19:43にx265 2.7+336をここで紹介するgccでプロファイルによる最適化を実施した実行ファイルに差し替えました。

x265ビルド VC2017版

なんか要望があったのでVC2017でのビルド方法。とはいっても、ほとんど何も変わらないのだが…。

以下のスクリプトで8bit/10bit multilibのx265をPGOビルドできる。

x265、速くなった? (2016.12)

もう年末なので、x265の速度をチェックしてみた。

今年はどのくらい高速化されただろうか?

x265、速くなった? (2015.12)

久しぶりにx265の速度をチェックしてみた。

今年はどのくらい高速化されただろうか?

x265 ビルド ~ PGO & multilib

以前コメントいただいたように、最近のx265では、1つの実行ファイルに8bit/10bit/12bitを含めることができるようになっていて、わざわざexeファイルを分ける必要はない。(multilibバイナリ)

そこで、x265をmultilibとしてビルドしつつ、懲りずにVisula StudioでPGOビルドした。

…ちょうどはいろいろ便利そうなVisula Studio 2015が出た時期にあれなんだけれど、Visual Studio 2013で記事は書いてしまった。

※追記 2015.07.28
現在LTCGあるいはPGOでビルドすると、12bitの出力がおかしくなる問題があるようです。そのため、記事中から12bitのビルドを削除し、8bit + 10bitのみの記述に変更しました。

x265 ビルド ~ Visual Studio PGOビルド

コメントで教えていただき、昨日書いたように、Visual Studio Community 2013が公開され、Professional相当の機能が使えるようになった。これによってPGO (Profile Guided Optimization, プロファイリングによる最適化) ビルドができるようになった。

そこで、PGOビルドなx265を作ってみた。PGOビルドはGUIからやると割と面倒なので、あまり好きじゃないけどコマンドベースで。

普通のビルドに比べて2~3%高速。やる価値あるかというと、少なくとも「やって損はない」かな、と。

※2015.06.01 更新 - 最適化オプションを調整。

x265、速くなった? (2014.11)

x265もだいぶ速くなってきたかな?、というわけで再びテスト。

x265_benchmark_20131103_00.png

最近のx265の重要な更新は、
・AVX2最適化
・pmode(とpme)
の追加。

pmodeはCU(ブロック)単位で並列処理して、並列度を上げて、マルチコアCPUをより有効に使う。圧縮率に影響なく(あるいはやや向上させながら)、CPU使用率を引き上げるらしい。なんかすごい。

pmodeとAVX2最適化によって、さらに速度が向上したはずなので、そのあたりがどのくらいのものかを測定。

x265、速くなった? (2013年末)

以前x265を触ってからしばらく経ち、x265もだいぶ更新された。

crfやAQのような極めて重要な機能が追加されたほか、高速化も相当行われた。

そうしたなか、いくらなんでも「画質すごいけど、720pで1fpsしかでない」などと書いたまま放置しておくのはさすがにどうかと思った。そこで、現時点でpresetによってどのくらいの速度が出るのか確認した。

※今回はソースにもともとノイズが多く、よくわからないので画質については比較しません。
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