QSVEnc 1.00
x264guiEx同様の更新をQSVEncにも。
開発環境の更新、Intel Media SDK 2013への対応など、いろいろ。ちなみにMedia SDK 2013に対応しても速くならなかった @ Haswell。
QSVEncCを使う方は、-u, --qualityオプションが変更になったので注意してください。
--qualityオプションはbest, higher, high, balanced(default), fast, faster, fastestの7段階に変更しました。
更新内容 (QSVEnc/QSVEncC 共通)
・動作環境からWin Vistaを外した。
動作環境はWin7とWin8ということで。Intel Media SDK 及びIntel ドライバのVista対応が微妙なため。
・開発環境をVC++ 2012 Express for Desktopに移行。
・あわせて.NET Framework 4.0 Client に移行。
・色空間変換・シーンチェンジ検出などでAVX/AVX2に対応。
x264guiExの更新でも書いたけど、この3つはセット。
AVX/AVX2に対応したい → VC++2012が必要 → じゃあ.NET Frameworkも4.0に、という流れ。
QSVEncの動作環境のWin7/8では、.NET Framework 4.0はすでにインストールされているはずなので、あとはVC++2012 Runtimeだけが必要。これもsetupフォルダの中のdllをAviutlフォルダに移してもらえれば大丈夫だと思う。(簡易インストーラ使用ならdllコピーも自動で行うので気にしなくていいです)
・Intel Media SDK 2013 ベースに移行、これによりAPI v1.6に対応。
一応、API v1.6なlibmfxsw32.dll/libmfxsw64.dllに更新。
・以下のAPI v1.6の機能を追加。
Haswell専用 (Ivyではうまく動かなかった)。
- マクロブロック単位のレート制御
- 拡張レート制御 (ビットレート指定モードの時のみ)
・品質設定を3段階から7段階に拡張。
QSVEncの方は特に問題ないと思うのだけど、QSVEncCのほうはオプション名を変更してしまったので注意。
--qualityオプションはbest, higher, high, balanced(default), fast, faster, fastestの7段階。
・v1.00にあわせて簡易インストーラを更新。
・シーンチェンジ検出時に段階的なフェードシーンでフリッカのようになってしまう問題を対策。
おそらく回避できていると思う。
QSVEncのみに関する更新
・ログウィンドウで出力ファイル名を右クリックから「動画を再生」「動画のあるフォルダを開く」機能を追加。
x264guiEx 2.00と同様のもの。
QSVEnc v1.xxの注意点
注意点は3つ。
・VC++2012 Runtimeが必要になった点。
簡易インストーラを使う場合はそのへんも自動でやるので気にしなくていいですが…。
・QSVEncCの -u / --quality が変更になった点。
・ドライバのバージョン (これはQSVEnc 0.xx/1.xx 共通)

現在、Intelのサポートページからダウンロードできるドライバで確認すると上記のような感じで、3165 + Ivyで動作できなかった。これについては、今後調べます。
以上3点、気をつけていただければと。
QSVEnc ダウンロード>>
品質設定の詳細
今回品質設定を7段階に拡張したけれど、Sandy/Ivy時代の速度に一致するようにするには以下のように設定する。

図にするとこんな感じ。

この前のQSVのベンチマークで、Haswellの結果がえらく遅くなっているけど、上の図のように、Snady/IvyとHaswellでは品質設定の対応関係がズレている、と考えれば良いのかもしれない。対応関係がズレているのを無視してQSVEnc 0.23では3段階で指定していたので、アホみたいに遅くなった…と。
具体的な設定で見ると、例えばIvyのbalancedはHaswellのfasterぐらいだよ…みたいな。
……まあ、もちろん寂然としない話ではある。いずれにせよ速くなってないのは確かで、HaswellでGPU強化したのになんで速くなってないんだよ…とか。あとは、じゃあHaswellのbestとかではさぞかし画質がいいんだろう、と期待したいところだけど、そうでもないような気がする…とか。うーん。他のソフトでは速くなってるのかなあ。
開発環境の更新、Intel Media SDK 2013への対応など、いろいろ。ちなみにMedia SDK 2013に対応しても速くならなかった @ Haswell。
QSVEncCを使う方は、-u, --qualityオプションが変更になったので注意してください。
--qualityオプションはbest, higher, high, balanced(default), fast, faster, fastestの7段階に変更しました。
更新内容 (QSVEnc/QSVEncC 共通)
・動作環境からWin Vistaを外した。
動作環境はWin7とWin8ということで。Intel Media SDK 及びIntel ドライバのVista対応が微妙なため。
・開発環境をVC++ 2012 Express for Desktopに移行。
・あわせて.NET Framework 4.0 Client に移行。
・色空間変換・シーンチェンジ検出などでAVX/AVX2に対応。
x264guiExの更新でも書いたけど、この3つはセット。
AVX/AVX2に対応したい → VC++2012が必要 → じゃあ.NET Frameworkも4.0に、という流れ。
QSVEncの動作環境のWin7/8では、.NET Framework 4.0はすでにインストールされているはずなので、あとはVC++2012 Runtimeだけが必要。これもsetupフォルダの中のdllをAviutlフォルダに移してもらえれば大丈夫だと思う。(簡易インストーラ使用ならdllコピーも自動で行うので気にしなくていいです)
・Intel Media SDK 2013 ベースに移行、これによりAPI v1.6に対応。
一応、API v1.6なlibmfxsw32.dll/libmfxsw64.dllに更新。
・以下のAPI v1.6の機能を追加。
Haswell専用 (Ivyではうまく動かなかった)。
- マクロブロック単位のレート制御
- 拡張レート制御 (ビットレート指定モードの時のみ)
・品質設定を3段階から7段階に拡張。
QSVEncの方は特に問題ないと思うのだけど、QSVEncCのほうはオプション名を変更してしまったので注意。
--qualityオプションはbest, higher, high, balanced(default), fast, faster, fastestの7段階。
・v1.00にあわせて簡易インストーラを更新。
・シーンチェンジ検出時に段階的なフェードシーンでフリッカのようになってしまう問題を対策。
おそらく回避できていると思う。
QSVEncのみに関する更新
・ログウィンドウで出力ファイル名を右クリックから「動画を再生」「動画のあるフォルダを開く」機能を追加。
x264guiEx 2.00と同様のもの。
QSVEnc v1.xxの注意点
注意点は3つ。
・VC++2012 Runtimeが必要になった点。
簡易インストーラを使う場合はそのへんも自動でやるので気にしなくていいですが…。
・QSVEncCの -u / --quality が変更になった点。
・ドライバのバージョン (これはQSVEnc 0.xx/1.xx 共通)

現在、Intelのサポートページからダウンロードできるドライバで確認すると上記のような感じで、3165 + Ivyで動作できなかった。これについては、今後調べます。
以上3点、気をつけていただければと。
QSVEnc ダウンロード>>
品質設定の詳細
今回品質設定を7段階に拡張したけれど、Sandy/Ivy時代の速度に一致するようにするには以下のように設定する。

図にするとこんな感じ。

この前のQSVのベンチマークで、Haswellの結果がえらく遅くなっているけど、上の図のように、Snady/IvyとHaswellでは品質設定の対応関係がズレている、と考えれば良いのかもしれない。対応関係がズレているのを無視してQSVEnc 0.23では3段階で指定していたので、アホみたいに遅くなった…と。
具体的な設定で見ると、例えばIvyのbalancedはHaswellのfasterぐらいだよ…みたいな。
……まあ、もちろん寂然としない話ではある。いずれにせよ速くなってないのは確かで、HaswellでGPU強化したのになんで速くなってないんだよ…とか。あとは、じゃあHaswellのbestとかではさぞかし画質がいいんだろう、と期待したいところだけど、そうでもないような気がする…とか。うーん。他のソフトでは速くなってるのかなあ。
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