QSVEnc 4.00

[QSVEnc.auo]
・QSVEnc.auoでQSVEncCの内部エンコーダを使用するモードを追加。
こちらの動作をデフォルトにし、外部エンコーダを使うほうはオプションに。

これまでQSVEnc.auoで出力する場合、音声エンコーダは別途外部エンコーダでエンコードしていた。(nero, qaac, ffmpeg等)

しかし、QSVEncCでもlibavcodecによる音声エンコーダが使えるので、こちらを使って音声エンコード、muxまで一括して行うように拡張した。これで音声エンコーダやmuxerなどを別途用意する必要がなくなり、QSVEncCのみ使用するようになるので、音声周りの設定が簡単になると思う。あとは、一時ファイルなども必要なくなるので、予期せずエラーも減るかも?

それからまあ、私のほうの都合としては、簡易インストーラのテストが楽になったり、配布するバイナリが減ればその分ウイルス対策ソフトによる誤検知問題もひっかかりにくくなるとか、そういう理由もあったり。

内部エンコーダ・muxerで使える音声のコーデックはlibavcodecで利用可能なコーデックひととおり(aac, libmp3lame, libopus等)と例外としてfaw2aac.auoからの出力にも内部muxerで対応できるように実装した。


・QSVのない環境で設定画面を開こうとすると異常終了してしまうのを修正。


[QSVEncC]
・音声デコーダやエンコーダへのオプション指定が誤っていた場合に、エラーで異常終了するのではなく、警告を出して継続するよう変更。
--audio-codec aac#dual_mono_mode=main のように指定した場合の動作変更。

・3.33からSandyBridge/IvyBridgeの環境でvppを使用できない問題を回避。
ご報告いただいていた問題。SandyBridge/IvyBridgeを所持していないので確実ではないが、原因と思われるところに対処したので、おそらく大丈夫かと。

・--chapterがavsw/avhw利用時にしか効かなかったのを修正。



※ QSVEnc 3.xx以前のプロファイルは設定しなおす必要があるかもしれません。
QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(GDrive)からどうぞ。同じものです。

QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。

QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>

ソースはこちら


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VPPが使えません

以前VPPが使えませんとコメントした者です。

残念ながら4.00でも同じエラーになりました。

--log-level debugを比較してみたところ、
3.32のログにはなかった
CreateVppExtBuffers: set DoNotUse VVSI.
という行が4.00のログにありました。
関係があるかわかりませんが、報告しておきます。

情報を小出しにしてしまい申し訳ありません。
そのほか必要な情報がありましたらお知らせください。

vppエラー出なくなりました

QSVEncC64
avsファイルでdeinterlace使ってもvppエラー出なくなりました、ありがとうございます。
ですが仕方なく使ってた3.32と4.00ではCPU利用率に違いがありました(出来上がり動画サイズは同じ)

--vpp-deinterlace normal --output-res 960x540の場合
3.32、4.00共に50%前後の使用率

--output-res 960x540だけの場合
3.32=50%前後の使用率
4.00=ほぼ10%未満の使用率

使用率が低い方が正常なのか何なのかさっぱり分かりませんが一応。

No title

うーん、エラー解消した・してないの差はGPUの世代かドライバなのでしょうか。

VVSI周りをちょっと見てみます…。

VPPが使えません2

すみません、確認不足でした。

4.00でエラーが発生したのはIvyのみで、
SandyではVPPが使えました。

組み合わせを試してみたところ、
   |3.32  |3.33 |4.00 |
Ivy |動作 |エラー|エラー|
Sandy|動作 |エラー|動作 |
以上のようになりました。

また、
CreateVppExtBuffers: set DoNotUse VVSI.
のログはエラーが発生する組み合わせにのみ現れました。

SandyとIvyの試行環境は以下の通りです。

OS Windows 10 x64 (18363)
CPU Info Intel Core i5-2320 @ 3.00GHz [TB: 3.29GHz] (4C/4T) <SandyBridge>
GPU Info Intel HD Graphics 850-1100MHz
Media SDK QuickSyncVideo (hardware encoder), 1st GPU, API v1.4

OS Windows 10 x64 (18363)
CPU Info Intel Core i7-3770 @ 3.40GHz [TB: 3.89GHz] (4C/8T) <IvyBridge>
GPU Info Intel HD Graphics 4000 (16EU) 350-1150MHz [77W] (10.18.10.5129)
Media SDK QuickSyncVideo (hardware encoder), 1st GPU, API v1.11

Re: VPPが使えません2

ログの情報ありがとうございます!

IvyはAPI v1.11になるのですね…。

Sandyが大丈夫になってIvyがダメな原因は、4.00で入れた対策がAPI v1.8以下では発動するようにしたので、Ivyでは異常終了するままとなってしまったようです。次回改良したいと思います。

3.32迄ですね

ソースのどこいじったか分かれば良いのですが
名前とタイトル通り使えませんです
エラーで落ちたバージョンインフォはテスターさんのとおりでした
でも良いソフトなので贅沢は言えません3.32で永遠に?
WUで悪改編されるまで使えるまで使います
作者さんは良いマシンお使いですね。
残り物の貧乏CPUしかつかえません
嫌味でごめんなさいコロナ失業中。。。失礼

Re: VPPが使えません

さらに対策した4.01に更新しました。これでたぶん大丈夫な気がしますが…
https://rigaya34589.blog.fc2.com/blog-entry-1242.html
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